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Aside
A『しょ、鍾離さん?』
私は、気づいたら鍾離さんの胸になかにいた。
へ、、胸のなか?
A『ま、待ってください!鍾離さん…な、何を?』
鍾離『…何をか…愚問だな。見ての通りだ。』
A『は、離してくださいっ…』
私が鍾離さんの全力で胸板を押しても腰に添えられた手は離すことを知らず、ビクともしなかった。
A『(な、なんで…っ!)』
鍾離『ふむ…照れているのか?』
サラッ_______
鍾離さんがそういうと私の顔を上から覗き込んできた。
鍾離さんの琥珀色の目と耳飾りが私を貫く。
私はそれに耐えきれず、目線を逸らした。
A『……っ』
スリッ_______
A『ひゃっ…!しょ、鍾離さんな、何して』
あ…うぅ…変な声出た…
目線を逸らすと鍾離さんは手を動かして腰を撫でたのだ。
鍾離『…ふっ、腰が弱いのか』
ただでさえどんな状況になっているのか未だに理解できていないのに私でさえ知らなかった弱点をしられてしまった。
何より恥ずかしいのが、変な声を聞かれたことだ。
A『うぅ……しょうりさんの意地悪っ』
鍾離『ッ!!』ゾクゾクゾクッ
鍾離『……意地悪とは心外だな。お前だって俺の事を先程からかっただろう?』
あぅう、、返す言葉がない....
鍾離『それに、俺の事を可愛いと言ったな。』
鍾離『俺よりも、Aの方が可愛いと思うのだが。』フッ
鍾離さんがあまりにもいい笑顔で口角をあげるものだから私は顔が赤くなるのを感じたのに目を逸らせなくなっていた。
鍾離『こんなに身体が細く、俺に力で勝てず、顔を赤くするのにお前が可愛くないと?』
鍾離さんはそういうと顔を更に近づけてきたのだ。
A『あう、うう、、、しょ、しょうりさんのば、ばかああああああ!!!』
私はそれに耐えきれず鍾離さんの腕の中を抜けて部屋を飛び出した。
鍾離『…ハハッ…ハハハッ!』
その後鍾離さんが満面の笑みを浮かべて大声で笑ったことを私は知る由もない。
鍾離(やはり、、、あいつの方が可愛い。)
A(あうううう…………あの笑みはずるすぎるよ……っ)
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さら(プロフ) - 星さん» わあああああ😭ありがとうございます😭更新は不定期ですが楽しんで貰えるよう頑張ります😊 (2022年11月7日 16時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです!続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (2022年11月7日 5時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - ??さん» いえいえ!こちらこそ読んでくださりありがとうございます! (2022年11月5日 21時) (レス) id: 0388792945 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - もうみんなの絡み方が好きすぎます💕いい作品ありがとうございます!💖 (2022年11月5日 20時) (レス) @page16 id: 0b0f5556f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さら | 作成日時:2022年10月25日 23時