めんどくせぇけど、俺の本音で我に返りやがれ。第二弾

15話後半「いらない」 ページ11

・柚原の部屋・

ｺﾝｺﾝ..ｶﾞﾁｬ

柚「忍さん！会いたかったわ！」

ギュッ
〜急に抱きつかれる忍、緊張気味のようだ〜
忍「おっ..どうも柚原様」
柚「柚原で良くってよ♪それで、早速だけど」

柚「貴方、いくら欲しいの？」
忍「え？」
柚「私のモノになる前に何円欲しいのか聞いてるのよ」
忍「いや、俺は金なんて..」
柚「なんで？お金いらないの？」

ドサッ
〜柚原のベットに押し倒され、慌てる忍の姿が見えた〜

忍「っいや、俺はお金はいらないです。それに今日はっ」
柚「お金いらないの！？...まぁいいわ。貴方なら私の全部あげるんですもの♪」
忍「っ？！そういうのじゃなくて、俺は...！」
柚「何？私に歯向かうの？そんな事をしたら、お父様に怒られるのよ？」

ガチャ
〜急にドアが開き、振り向いたら〜

光「見つけた！」
貴「本当に当たってる(汗)」

忍「え？！光とAちゃん？！」
柚「ﾁｯ...忍さんとの貴重な時間だったのに...」
光「おう、邪魔して悪かったな。さて、兄貴を返してもらおうか？」
柚「は？返さないわよ？忍さんは私のモノ！」

光「それってさ...誰が決めたんだよ」
柚「私に決まってるわ！だってこんないい人初めてだもの...」
光「あっそ、でも兄貴は嬉しそうか？結婚、楽しみに思ってるか？」
柚「当たり前よ！何だって私と結婚よ？その上、ここに来てくる時点で結婚OKって事よ！」

貴「(うわぁ、こいつヤバイやつだな)」←
光「うわぁ、頭だいぶイカレてますねw」←
柚「は？当たり前な事を言ってるのよ？」
光「いやいや、自分の思い違いですよお嬢さんw」

柚「なっ！貴方歯向かうのね！この私に！」
光「あぁもうこの女嫌いーw」
貴「(それ言っていいのかよ)」

光「お嬢さん？貴方はなんにもわかってない、忍に結婚楽しみにか聞いてみろよ？」
柚「いいわよ？ねぇ忍さん？結婚楽しみよね？」
忍「っ...」
貴「忍さん！本当の事を言ってあげてください！」

忍「...柚原さん、ごめんなさい。俺はそのためにここに来てないんだ」
柚「なっ...！なんですって！」
忍「俺は今、守らなきゃいけない人がいるんだ」
柚「誰よ！私よりも守らなきゃいけない人って！」
忍「光とAちゃん、この2人は大事な、家族なんだ」
柚「ふざけないで！あいつらよりも可愛い私をほっとくの！？」
忍「お言葉ですが柚原さん...」

忍「てめぇみてぇな金とか色気の愛で落とす女は嫌いだ」

〜こうして結婚は一瞬で無かった事に..〜

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