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犬が十八匹 ページ27

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国木田、太宰、敦、夏希の四人は、慎重に社内に入り、木が植えてある花壇の陰に身を隠した。


探偵社内では、最奥にあるデスクの上に爆弾魔が座り、デスクの前に猿轡をされた人質の少女がいるという、油断ならない空気だった。



「嫌だァ……もう嫌だ……ぜんぶお前等のせいだ……『武装探偵社』が悪いンだ!」



爆弾犯は、少女を掴んで引き寄せる。



「社長は何処だ!早く出せ!でないと____

爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ!」


「あちゃー」


「怨恨だ」


「れんこん?」


「え、ん、こ、ん!!」


「大きい声出すと見つかっちゃうよ?」


「誰のせいだと思ってる……」



夏希の発言に、眉間に手を当て俯く国木田。



「犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞ、と」


「ウチは色んな処から恨みを買うからねぇ」



太宰は草陰から爆弾犯の様子を伺っている。

夏希はそんな太宰の懐に入り込み、太宰の真似をした。



「色んなところで売ってるの?」


「うん、とても可愛くて今すぐカメラに収めたいけど今は黙ってようか。」


「わかった!」



夏希は素直に手で口を塞ぐ。



「ンンンッ…ゴホンッ、あれ高性能爆薬だよ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね。

爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど……この状況じゃなぁ」


「…悶えていたのはあえて触れないぞ。それで、どうする?」


「(触れないんだ…)」



_____長くなりそうなのでカットいたします。申し訳ございません!



国木田が鉄線銃でリモコンを奪い、犯人が気を取られている隙に確保することが出来た。

夏希と太宰が草陰から出てくる。



「一丁あがり〜」


「んんん〜!」


「あぁ、ごめんねなっちゃん。もう話していいよ。」


「ぷはっ、つかれた……」


「ああああぁぁぁ!!ごめんねぇぇぇ!!」

犬が十九匹→←犬が十七匹


今日のキャラクターは?

国木田独歩:夏希の教育を太宰に任せられなくて不安な22歳。代わりに色んなことを夏希に教えている。勉強面はすべて国木田先生が担当。太宰が「料理が出来る」と知って気絶寸前になった人。


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Noir(プロフ) - 竜騎士みぃさん» あああああ本当だ!!ありがとうございます!すぐ直してきます! (2019年8月17日 1時) (レス) id: 5fb58605be (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - 20頁、福沢さんの行動文の所の名前変換が括弧になっていない気がする。(がんばれ) (2019年8月16日 17時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
Noir(プロフ) - なっつぅぅ!!さん» 太宰「あーれー」夏希「敦、太宰が飛んで行っちゃったよ?」敦「なっちゃんはあんな大人にはならないようにね。」夏希「?わかったー!」 (2019年6月1日 7時) (レス) id: ccae734d37 (このIDを非表示/違反報告)
なっつぅぅ!! - 国木田「だぁざぁいいぃぃ!!!」 (2019年6月1日 6時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
Noir(プロフ) - なっつぅぅ!!さん» 夏希「にゃんだほー!」太宰「可愛いよなっちゃんんんん!!」← (2019年5月31日 23時) (レス) id: 5fb58605be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月25日 10時

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