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犬が十六匹 ページ23

数分経つと、昨夜枕元に置いておいた服を着た敦が滑り込んでやって来た。

夏希と太宰の前で止まった敦は、太宰の様子を見て「意味がわからない」という視線を投げかける。



「やあ、よく来たね。」


「あつしおはよう〜」


「おはようなっちゃん」


「あれ私は?」



敦はちらりと太宰を見る。だが、すぐに視線を逸らし夏希に話しかける。



「ねぇなっちゃん、太宰さんはどこかな?」


「え、ちょっと敦君私ここにいるよ」


「この人は太宰さんじゃないです。僕の知っている太宰さんは変人だけどかっこ……そうだ…太宰さんは変人なんだ……」


「私そろそろ泣くよ?」



このままだと全く進みそうにないので割愛



「そ、それで、これはなんですか?」


「なんだと思うね?」


「朝の幻覚?」


「違う。

こうした自 殺法があると聞き早速試してみたのだ。が、苦しいばかりで一向に死ねない。腹に力を入れてないと徐々に嵌まる。そろそろ限界。」


「はあ……でも自 殺法なのでしょう?そのままいけば」


「太宰わがままだから苦しいのいやなんだってー」


「わがまま……」←ショックを受けた


「なるほど」



敦はあまり納得していないような顔をしていたが、とりあえずドラム缶を倒して太宰を救出した。



場所は変わり、太宰、敦、夏希の三人は町の中を歩いている。

夏希は太宰と敦の間に入り、二人と手をつなぎながら楽しそうにしている。


そんな微笑ましい光景を見ていた敦はふと思った。



「同僚の方に救援を求めなかったのですか?」


「それが、携帯が取り出せなくてね。」


「え?でもさっき僕のところに電話が……」


「それはなっちゃんの携帯。」


「それじゃあなっちゃんの携帯から……」


「頼もうと思ったよ?でも抜け出せない私を見てなんて言ったと思う?」


「……良かったね」


「御名答」



敦はニコニコ笑っている夏希を見た後、う〜んと唸りながら頭を掻いた。

少し考えていたが、敦は考えを放棄して太宰に疑問をぶつける。



「ところで、今日は何処へ?」


「うん。君に仕事を斡旋しようと思ってね。」



太宰の言葉を聞き、敦の顔がパァッと明るくなる。

お試し?的な何か→←犬が十五匹


今日のキャラクターは?

国木田独歩:夏希の教育を太宰に任せられなくて不安な22歳。代わりに色んなことを夏希に教えている。勉強面はすべて国木田先生が担当。太宰が「料理が出来る」と知って気絶寸前になった人。


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Noir(プロフ) - 竜騎士みぃさん» あああああ本当だ!!ありがとうございます!すぐ直してきます! (2019年8月17日 1時) (レス) id: 5fb58605be (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - 20頁、福沢さんの行動文の所の名前変換が括弧になっていない気がする。(がんばれ) (2019年8月16日 17時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
Noir(プロフ) - なっつぅぅ!!さん» 太宰「あーれー」夏希「敦、太宰が飛んで行っちゃったよ?」敦「なっちゃんはあんな大人にはならないようにね。」夏希「?わかったー!」 (2019年6月1日 7時) (レス) id: ccae734d37 (このIDを非表示/違反報告)
なっつぅぅ!! - 国木田「だぁざぁいいぃぃ!!!」 (2019年6月1日 6時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
Noir(プロフ) - なっつぅぅ!!さん» 夏希「にゃんだほー!」太宰「可愛いよなっちゃんんんん!!」← (2019年5月31日 23時) (レス) id: 5fb58605be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月25日 10時

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