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3話 ページ4

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「無理!!!!!何なのあの絶妙な距離感!!!私は1回殴って体勢崩してから当てるのが好きなんだよ!」

「いやいや。それ射手の意味ねーじゃん」



その通りだよ。

そういいながらもなんとなく不服そうな彼女だが、異質なのは彼女である。そもそもトリオン体に打撃は効かないし、リスクの方が大きい。



「ハッハッハ、出水から1本取るたーやるじゃねーか!」

「誰すか、」



出水から目を離せば、目の前にはもじゃもじゃの死んだような目をしたさっきの男性が立っていた。

彼の瞳にハイライトはない。陽気(バカ)に見える言動とそれは確実にミスマッチでなんだか気味が悪い。
彼女はかなり引き気味だった。

しかし彼はそんなことは知りもしないし、知ろうともしていないだろう。だってバカだから。



「俺はこの隊の隊長、太刀川慶だ!!そんであそこでゲームしてんのはオペレーターの国近!」



よろしくね〜なんて緩い挨拶が、彼の指さした方向から聞こえてきた。

それに彼女は返事をして、また視線を太刀川に向ける。
いや、正確に言えば太刀川の隊服に、である。



「…その隊服ってどうやって作って貰ってるんですか?カッコイイ」

「そーだろそーだろー。開発室の人に頼んだらこんな感じになった」


「それ、私もできます?」

「あー、わかんね。お前ら知ってる?」



そう言って太刀川は出水と国近に視線を向ける。どちらも首を振ったので分からないようだ。



「…でも、ソイツソロだし無理なんじゃないっすか?隊服ってこの隊入ってますよーって印でしょ?」

「えー、。」



がっくし。期待していた彼女はかなりショックな様子だ。「案考えてたのに…」なんて言う始末。

そんな彼女を見た太刀川は、面白そうなものを見つけた子供のような顔をする。依然目にハイライトはないようだが、表情は赤子のそれだった。





「そんなん聞いてみねーとわっかんねーだろ!A、1回開発室行ってみようぜ!」

「行く!行きます太刀川さん!!」

「えマジ?」

「俺はいつもマジだぜ!」



行ってきマース!!!

そう言って2人は作戦室を後にした。





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ほのか(プロフ) - 続きが楽しみですー! (2022年5月22日 15時) (レス) @page16 id: 3995d0bd0b (このIDを非表示/違反報告)
何も言わずに旋空弧月 - めっちゃおもろいです一気読みしました。何年でも待ちます。二宮隊贔屓だから隊服スーツで嬉しいっす! (2021年5月27日 16時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
あきかぜ(プロフ) - コクーンさん» 全てイメージだと私は思っています。とにかくセンスがいるポジションですよねぇ(^_^;) (2021年2月13日 14時) (レス) id: 24b04063a4 (このIDを非表示/違反報告)
コクーン(プロフ) - 射手の射程、弾速、威力ってどうやって決めてるんでしょうね?www (2021年2月13日 13時) (レス) id: dd8a571986 (このIDを非表示/違反報告)
あきかぜ(プロフ) - コクーンさん» コメントありがとうございます(^^♪ そうですね、こんな軌道とかどう?とか話し合ったりしそうです笑那須さんの入隊はまだなので出てくるのはまだ先になると思いますが絶対絡ませますのでそれまでお待ちくださいね〜! (2021年2月7日 22時) (レス) id: 24b04063a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきかぜ | 作成日時:2021年2月7日 14時

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