元3-E、影山飛雄。part2

87話！過去編 ページ46

影「勝てると思うか？」

京「五分五分。」

メキメキ

こわっ！

握りつぶしたぞ？

グ「柔い。もっといい武器を探すべきだぬ。」

カ「必要ないね。」

頭蓋骨を握りつぶすほどの握力か…。

一度掴まれたらゲームオーバー。

普通に考えたらまぁ、無理だわな。

でもまぁ…。

あ「すごい…。全部避けるか捌いてる！」

京「烏間先生の防御テクニックか。授業では教えてなかったけど…。」

影「目で見て盗んだな。」

カ「(避けられるけど、こっちから攻めたら捕まるからな〜。)」

グ「…どうした？攻撃しなくては永久にここを抜けられぬぞ。」

カ「どうかな〜。あんたを引きつけるだけ引きつけといて、そのスキに皆がちょっとずつ抜けるってのもアリかと思って。」

グ「…。」

カ「…安心しなよ。そんなコスい事は無しだ。今度は俺から行くからさ。あんたに合わせて正々堂々、素手のタイマンで決着つけるよ。」

寺「…。」

！！こいつまさか…！

グ「いい顔だぬ少年戦士よ。お前とならやれそうぬ。暗殺稼業では味わえないフェアな闘いが。」

京「カルマ、強くなってるね。」

影「だな。」

あ、グリップさんの脛に蹴り入れた。

痛そー。←

グ「くっ…。」

背中を見せた！チャンス！

プシュッ

は…。

グ「一丁あがりぬ。」

あのガスって…！

…いや、でもさっき…。

グ「長引きそうだったんでスモッグの麻酔ガスを試して見る事にしたぬ。」

吉「汚ねぇ…！そんなモン隠し持っといてどこがフェアだよ。」

グ「俺は一度も素手だけとは言ってないぬ。拘る事に拘り過ぎない。それもまた、この仕事を長くやっていく秘訣だぬ。至近距離のガス噴射。予期していなければ絶対に防げないぬ。」

ブシュッ

影「やっぱか…。」

グ「な…なんだと…。」

カ「奇遇だね。2人とも同じ事考えてた。」

顔がゲスいよカルマ。←

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