王子との恋。橙 (ページ25)

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#25.彼は一体？ページ25

重「昨日はお騒がせしました！」

『今度高いアイス奢ってよね。バニラかチョコどっちにしようかな〜』

重「それや！それええな！！」

『ん？』

重「おー、ええやん！ええやんけ！」

『何が？』

重「今俺に神が降りてきたわ」

『意味わかんない』

小「おっはよ〜」

『おはよ、のんちゃん』

小「今日はしげもおるんか」

重「なんやねん、俺おったらあかんのか！」

小「別に〜」

重「なぁ、小瀧」

小「何急に？」

重「今日暇か？」

小「暇やけど…」

重「ちょっと俺に付き合え」

小「えー！男とデートする趣味ないって」

重「Aは既に道連れやから大丈夫や！」

『決心ついたんだ(ﾎﾞｿｯ)』

重「お前のおかげや(ﾎﾞｿｯ)」

小「なんか2人で内緒話せんといてやー！！」

重「じゃ、俺こっちやから！放課後いつもんとこで」

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『ねぇ、望』

小「んー？」

『しげやっと勇気出せたみたいだからちゃんと聞いたってな。』

小「なんのこと？」

『私らに何かあるって薄々気づいてたんでしょ？』

小「バレてたか…」

『たまに望との距離ができる瞬間感じてさ』

小「そんなに重い話なん？」

『話に重い軽いなんてないよ。しげにとってはトラウマだから…』

小「そっかー…尚更ちゃんと聞いてあげないとな。」

『ありがとう』

藤「Aちゃんや！」

『えーっと…』

藤「俺、藤井流星」

『藤井さん、周りからの視線が痛いです。』

藤「ごめん、ごめん、たまたま見つけたから」

『あまり話しかけないで頂けると嬉しいのですが…』

藤「あーなんか照史が言うてたな。所でさ2人ってどういう関係なん？」

小「俺らっすか？どういう関係に見えますー？」

男の方はAちゃんの肩に手をかけ
抱き寄せるような形で俺に問いかけた。

藤「んー、難しいなぁ…付き合ってるとか？」

小「やっぱりそう見えます！？やって、A！」

『いやいや、ただのツレです。ツレ』

小「いやそこは幼なじみ言うて」

『あんたが誤解されるようなこと言うから』

藤「2人は付き合ってないんやな！わかった！ありがとう！」

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速報!
Aちゃんの横におる隣のでかいの幼なじみって判明

直ぐにグループに連絡すると返事が来た

中間淳太流星、どこ情報やねん
本人から聞いた!
桐山照史まじで?

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