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4話。 ページ5

巻き込まれる?



どんなことに?



どんなふうに?



もしも、あの女神の言ってる事が全て本当で、何かに巻き込まれるのなら...



私は、自分でこの世界を壊したい。



私はさっきから同じ場所で、女神が跡形もなく消えたその場所で、そう思った。



____



私は、一生懸命考えた。



どうしたら、この世界は直るのか。



いわゆる、鏡の世界だ。



鏡を割れば、もしかしたらのもしかしたら。



今まで平穏に暮らしていた、あの世界に戻れるかもしれない...。



鏡がある所...



……トイレだ。



トイレならば、誰にも気づかれずに、鏡を割れるのでは...



……気づかれない?



どうだろうか。



トイレにも人は来る



絶対に見られないという、保証はない。



……分からない。この世界の壊し方が。



私は、自転車に乗って勢い良く滑る坂道をスーっと駆け下りていった。



冷たい風がなんとなく、気持ちが良かった。


_______



家に帰ると、やっぱり顔が反対のお母さんがいて、他人の家に上がり込んでしまったようで、妙な気分
だった。



母「おかえり、A。今日はね、クッキー焼いたの。食べない?」



いつもならば、喜んでいたのかもしれない。



でも今日は、そんな気分ではなかった。



「ごめん。要らない。」



そう、冷たく吐き捨てて自室へと急いだ。


_______



もう一度、見慣れたようで違う部屋を回ってみる。



そこには、小さなドレッサーがあった。



真っ白でパステルカラーの小さなお花が書かれている、かわいいドレッサーだ。



ここならば、誰にも見られないし、都合よく鏡を割ることができる。



私は、手近にあった白いうさぎの陶器の置物を手に、鏡の元へと力いっぱい振りかざした。



ガンッと大きな音がして、意識が遠くなった。



……出来たかも...



そう思った。

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plant* - rinne*さん» はいっ、読ませていただきます!!更新待ってます! (2016年3月2日 14時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)
rinne*(プロフ) - plant*さん» ありがとうございます!残りの二人の文才がすごすぎたんです笑ほんとにありがとうございます!こ、これからも読んでくださると嬉しいです…!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: ffba06a939 (このIDを非表示/違反報告)
plant* - すごく面白いです! 描写?とかいろいろ細かくて…! 話に引き込まれました!更新頑張って下さい!!! (2016年2月21日 16時) (レス) id: fe40888a85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛音、瀬戸有菜、ウサラギ* | 作成日時:2016年2月2日 13時

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