死んだかと思ったら転生して赤井秀一にガン見されてます…

25話 ページ29

(おいおいおいおい…寝ちゃったよ…赤井さん。一応寝てんだよね?イヤー、どうしようか。12かー…まだ全然時間あるんだよな…









よし。逃げよう。
要は12時に起きるようにすれば良いんでしょ?
目覚まし時計大量にかけてやらｧ。
私は13個の目覚まし時計をすべて12時にセットし、赤井秀一の眠るソファーから玄関まで時計を並べた。

これで起きないことは無いよね。
これで起きなかったら赤井さんが異常なだけだし。

そして何よりも、ちゃんと私の家から出ていくように仕向けたし。後は玄関とリビングをつなぐドアに一度出たら暗証コードがないと二度と入れない機材を取り付けてっと。

我ながら完璧。赤井さんが忘れ物しないように赤井さんの荷物はすべて玄関に置いて。

とりあえず、私はスマホとタブレットと財布を持って家を出た。)



あ、流石にちょっと意地悪だから暗証コードのヒントってほどヒントではないけどそのヒントを赤井さん宛に送信して、後は｢私を捕まえてみろ｣っていうCardを残して置いたけどね。

目覚めて早々、頭使うから嫌でも目が覚めるはずだよ。赤井さん。



私は移動を開始した。


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
赤井side




11:59



カチッ
12:00

｢ジリリリリリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!｣

パチッ

なんだ？目覚まし時計か?


ここは…Aの家か。ていうか、うるさい。
目覚まし時計でこんなにうるさいか?

俺は、体を起こすと目覚まし時計が玄関へ続いていた。

赤｢フッ。なかなか、してくれたようだな。｣

俺はすべての目覚まし時計を止めた。

(まったく。どこからそんな悪知恵が働くんだか…)

ご丁寧に俺の荷物はすべて玄関に置いてあるしな。そして、このCard。｢私を捕まえてみろ｣か…。FBIを舐めるなよ?

とりあえず、俺はAの家を出た。

携帯にメッセージが2件。

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
赤井さん。起きた?もう一件のメッセージに私の居場所のヒントを送ったから。FBIの実力楽しみにしていますね。


あ、赤井さん一人で見つけて下さいね?安室さんの般若見たくないから。

FromA
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

お前に言われずとも、一人で探しだしてやる。
少々やりすぎだA。見つけたら覚悟しとけよ？

26話→←24話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す