死んだかと思ったら転生して赤井秀一にガン見されてます…

10話 ページ11

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蘇我A事件ファイル

殺されたのは棚田博明(たなだひろあき)さん。小説家。
今日は工藤氏のサイン会＆握手会があったのであおい書店へ来店。
博明氏には２人の秘書がいて、一人は奥さんの棚田啓子(たなだけいこ)さん。もう一人が溝口美里(みぞぐちみさと)さん。

棚田夫婦は、周りが羨ましがるほどの仲のよさで、よく二人で旅行に出掛けていたそうだ。

溝口美里さんは、この前大学を卒業したばかりで、成績は次席と優秀。おまけに超美人。
去年博明氏に気に入られ秘書に採用された。

現場にはダイイングメッセージとして、

｢1+11=｣

と、血文字で書かれていた。

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私｢こんな感じですかね。｣

警察はまだ到着していない。博明氏の手帳から今日は秘書二人を連れていたので、至急連絡した。

啓｢あなたｧｧｧｧｧ!! (ぐすっ)どうして…なのよ…｣
啓子さんは最愛の夫を亡くし気を取り乱している…

美｢どうして先生が?こんなに性格も良くて良い人なのに…｣
美里さんが現場に到着した。
私｢あっ、さっきの…フクロウの…｣
美｢!!先程はどうも。｣美里さんは軽く会釈する。

さっきのフクロウの人が秘書だったのか。

赤｢今、警察から連絡があったが、来るのにもう少し時間がかかるらしい。｣

私｢そうですか。では…そうですね。皆さんで博明さんのダイイングメッセージの意味を考えませんか何か分かるかもしれないですし…(いや、これは簡単な暗号だ。これのお陰で事件は早く解決する。現に私はもう、この暗号のトリックを解いている。後は本人たちの話を聞いて、裏付ける。)｣

美｢『1+11=』ですか…何で数式なんでしょう…1+11=…うーん…｣

私、赤井さんけ啓子さん、美里さんでかれこれ10分は考えてきた。秘書のお二人はもう限界らしい…

私｢なかなか、わからないですよね…
あの、最近博明氏の周りで何かトラブルとかありませんでしたか?言いにくい事でしたら。場所を離しますが。｣

美｢非常に言いづらいんですが、先生は浮気されていたのでは…｣

啓｢あり得ないわ!!博明さんが浮気なんて考えられない!!｣
私｢とりあえず、話を聞いてみましょう｣

美｢この前、私が遅くまで仕事をしたあと、帰り際、先生と女性が二人で歩いているところを見かけたんです。なんか雰囲気が良い感じだったので、まさか。とは思ったんですが…｣

私｢そうですか。ありがとうございます。｣

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