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次の日。
眩しい太陽の光に目を掠める。
昨日カーテン閉めるの忘れてたな。
昨日は猫拾ったんだよね、確か。
ん〜猫ちゃんどこかなあ、
「 んん…眩しい…猫ちゃんおは 」
一瞬、夢かと思った。
いやこれを夢だと思わない人はいるまい。
いや夢だよね？
逆に夢じゃなかったらだめなやつだよね？？？
なんと目の前に目をぱちくり、とさせたのは
ネコじゃなくて、オトコ。
「 誰なのあんたあああああ！！！ 」
部屋中、いやアパート中に響き渡るほどの大声が私の喉の奥から出てきた。
え？は？いやまって？？なんで？
「 え…なんで 」
「 あ！起きた！ 」
黒い猫の耳をぴん、と立てたオトコ。
いやお前誰やねん状態。
「 え、は、だ、誰あんた… 」
思わずベッドの枕の方へ後ずさる。
後ずさる度に寄ってくるオトコ。
「 ん？俺？オレはなあ〜黒猫 」
「 いやどう見ても人間でしょうが 」
「 黒猫の化身、の方が正確やな。
てか昨日俺のこと拾ってくれたよな？！俺めっちゃ嬉しかってん！ありがとう！」
「 え…あんたもしかして昨日の黒猫？ 」
「 せやで、昨日猫飼っちゃだめなの！！って言ってたから、人間になってみた 」
やっぱ人間の方が楽やな〜 、野良猫に威嚇されへんし！とか呑気なこと言ってやがる。
いや待てよ！！！
先に話進めないで！！わかんない！
「 なってみた！じゃないんだけど。
まって？普通に不法侵入だよ？ 」
「 入れてくれたのAさんやろ〜 」
うっ…確かに。
確かにこの家に入れたのは紛れもなく自分。
「 それはあんたが猫だったから！！
てかさ、なんであんた私の名前知ってんの 」
てかなんで私この状況素直に受け入れてんの！！自分にも意味わかんない！！
「 だってほら、これ 」
そう言って大学の書類を指す。
いや！！勝手に見ないでよ！！
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続く (更新停止中)
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作者名：ぴのきお。 | 作成日時：2019年1月18日 19時
