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103:夢無 カルマside ページ14

突然裏山から鋭い音が響く。

俺らは地震かと思ったが、揺れは無いため違うと判断した。


「少し様子を見てきます」


そういうと殺せんせーは外に飛び出した。

数分後、俺らは何もなく雑談をしていた。
コードネームの件とか、茅野ちゃんのこととか。

色々話してたんだけど、ちょうど教卓の部分に殺せんせーが倒れ込んだ


「あ〜あ、超生物って言っても……所詮この程度か。
殺せんせー……だっけ?あんた、弱いね」


声が夢無だが、肌の色などは変わっていて、角が生えていた。

胸の部分は骨が出ていて、その中までもが丸見えの状態になってた。


「皆は私のことどう思ってるの?」

「は?そりゃ殺人鬼って思ってるよ」
「えっと…裏切り者?」
「気持ち悪い女」


俺も皆の意見に賛成だ。
人殺しといてのうのうと生きてる馬鹿女


「……なんで皆は私のこと信じてくれなかったの?」

「そりゃあの動画で…」

「磯貝くんって頭悪いんだね………いや、みんなもか…」

「私ね、皆のこと信じてた。
大好きな仲間だからさ。
きっと勘違いしてるだろうって、イタズラだろうって………馬鹿だよね。貴方たちを信じちゃって。
皆みんな……私に暴力振るって。正義ぶって!
私、皆のこと大好きだったのに……
貴方たちのこと、本当に信じてたのにぃ……!!!!!」


渋々と口数が増える夢無は何処か儚くて、寂しそうだった。だが、悪役がそんな口効いたって誰も納得しない。


「だからなんだってんだ??
てめぇが犯したことは変わら………?!?!」


寺坂が殴り掛かると、夢無は華麗に避けて絞め技をかける。
あまりにも一瞬だったためか、次々と前原や磯貝、奥田さんは今日夢無にかける予定だった毒素をかけたりしたが、彼女は一向に倒れない。

それどころか、殺気が次々と濃くなっていた。


「みんなみんな僕のことを見ない!!!!
ねぇ、なんで僕を見ないの?!!!
なんで僕の意見は聞いてくれないの?!!!」

「だぁかぁら!!!お前が犯罪したのに自覚してないからだよ!!!!」


俺もイライラして大声で言う。
そうすると、夢無はハッとした顔で呟く


「そっか……なら意味ないなぁ……」


不気味に口角をあげた途端、彼女から変な覇気が出る


「いーや、見逃そうと思ったのに」









「血鬼術・爆炎の慈悲」


そう言うと、裏山の木は謎の覇気により全て倒れた

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北条花乃 - ゆいなお姉さんと一緒!さん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年2月1日 0時) (レス) id: 23ff4070e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいなお姉さんと一緒! - おもしろいです!更新待ってます! (2020年9月2日 16時) (レス) id: 14dd722220 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北条花乃 | 作成日時:2020年8月2日 1時

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