【文スト】純粋かも知れない素敵帽子とヤツガレと包帯の恋愛奮闘記【旧双黒】【芥川龍之介】【短編集】

夏の想い出【太宰治・中原中也・芥川龍之介】saki様リク ページ23

中也「夏だ！」

「海だ！」

芥川「太宰さん太宰さん太宰さん太宰さん太宰さん太宰さん太宰さん太宰さん」

太宰「水着姿の美女だ〜！夏最高〜！」


青い空を泳ぐ白い雲

さざめく波

私達は

海水浴に来たのだ

私達以外にも

海水浴客が沢山

きゃっきゃきゃっきゃと

海を楽しんでいる

芥川君は

太宰さんへの愛的な何かが炸裂し

其の太宰さんは美女にナンパ

取り残された私と中也は

二人でビーチボールをする事にした


「中也、異能を使うのは無しだからね？」

中也「重力操作しちまッたら、永遠に俺が勝つ事になるしな。使わねーよ」

「じゃ、Lady……go！！」


___
______



「し、死ぬ…」

中也「川の向こうで兄貴が手振ッてるぜ…」

芥川「どの様にビーチボールしてたら死に掛けるんだ」

太宰「Aちゃん大丈夫？お胸揉まれる？」

「太宰は砂に埋もれて死ね」

太宰「それは酷くないかい？」


ゼーゼー

と荒く息を吐いては

酸素を取り入れる

中也との試合の結果は

二十一勝

三引き分け

二十三敗で

私の負けだった

だが

幹部相手に二十一勝出来たのは凄いと思うんだよ

誰か褒めて


太宰「Aちゃん達が落ち着いたら、海の家に行ってお昼にしようか」

芥川「名案ですね！賛成です！」

「太宰さんにしては名案ですね。珍しい」

中也「何で太宰が仕切ッてンだよ。ムカつくな」

太宰「何で意見一つでこんなにもディスられてるの？私」

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