幕間 ページ48
※要はおまけみたいなものです
朝霧ちゃんの服事情について。
ああ、敦君？今隣で寝 て る よ ☆
嘘です、いや嘘じゃないけど、健全です。
時刻は十一時。日もとっくのとうに暮れて、真夜中だ。暗い。敦君の寝顔が見えない。え？電気？無駄遣いしちゃ駄目だし敦君が起きるから普通に無理。
そして、そんな深夜に何故僕が起きているのかと言うと。それは、煌々と光を放っている携帯が原因だった。
太宰「今与謝野さんが色々選んでるよ〜。とりあえず何か着たいものある？」
『そうですね……派手で煌びやかかつ民衆に紛れられるような抑え目の物を』
太宰「矛盾しかしてないよねそれ」
服選び、である。
倉庫を出て敦君と僕を部屋に案内し、あの五天王は僕らの服を選びに街に繰り出して行った。僕も出来ればついていきたかったが、どうやらこれまで過ごしてきた太宰さんや長い時間一緒にはいなかった筈の他の方々にまで敦君大好きという認識をされたらしい。いや間違ってませんけどねげへへ。
『まあそれは冗談でーす。与謝野さんどんなの選んでるんですか？』
太宰「うーん、今……あ、なんか自分の服選び始めてるよ」
『おいいぃぃぃ』
ブレないなあの人！！！！！
確か原作では敦君の服は色んな人がそれぞれで別のものを選んでいた。
ちなみに僕の中には敦君とおそろコーデしたいという明確な欲望がある。
『折角敦君とこうやって一緒の部屋にまでなってるんで、敦君と似たやつがいいです！』
太宰「えぇー！めちゃめちゃ奇抜なの選んでやろうと思ってたのに出来ないじゃない！！」
『敦君に何着せるつもりですか止めて！！』
そんな会話を挟んでから数時間後。
国木田「大事に使え」
太宰「なんか格好良くて買っちゃった」
谷崎「大して高いものでも無いけど……」
賢治「これは僕からです！ちゃんと敦さんとお揃いですよ！」
与謝野「妾からはコレだよ。ま、安物だけどね」
乱歩「あっはっは！名探偵からの贈り物だよ！大切にし給え！あ、これは社長からね」
かくして、僕と敦君の服が深夜一時に届けられた。
彼らに礼を言い、帰ってもらった後にそれらを眺める。
白いカッターシャツ。黒いチョーカー。敦君とお揃いの靴とサスペンダー、ネクタイに手袋。そして社長からだというショートパンツ気味のズボン。
これを着ることの出来る明日に思いを馳せ、僕は微笑み……もとい、ニマニマと笑って月明かりに照らされた敦君の寝顔を目に焼き付けた。
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三日月ピエロ(プロフ) - (名前)さん» マジですか！！ありがとうございます！これからもどうか土下座女をよろしくお願いしますね！！ (2019年4月28日 22時) (
レス) id: 506de80960 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 三日月ピエロさん» はい！先ほど全部読みました！！ (2019年4月28日 20時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
三日月ピエロ(プロフ) - (名前)さん» ちゃんと細かい所まで読んでくださってありがとうございます！続編も出来れば楽しんで下さいね^^ (2019年4月28日 20時) (レス) id: 506de80960 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 三日月ピエロさん» あそうなんですね。 (2019年4月28日 18時) (レス) id: 192730a35f (このIDを非表示/違反報告)
三日月ピエロ(プロフ) - (名前)さん» 分かりずらくてすみません！！実はそういうネタがあってですね……その後に主が所望している「そうなりよ」と続けるまでがワンセットのようなネタがあるんです！ (2019年4月28日 8時) (レス) id: 506de80960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三日月ピエロ | 作成日時：2018年5月13日 13時
