95話 銃兎side ページ7
突然の理鶯のキャンプサイトへの呼び出し…
嫌な予感しかしない…。
理｢うむ、来たか銃兎…｣
左｢おせぇぞ、この野郎｣
銃｢すっすまない…遅れた…
それで、呼び出しとは何ですか?｣
早めに本題に入らせないと…何を食べさせられるか。
理｢あぁ、少し気になる事があってな…
前に、ブラッドシスマイクの話をしたのを覚えているか?｣
左｢あぁ、餓鬼使って実験してた奴だろ…
確か、生き残りがいたんだっけか?｣
前の事だから忘れていたが、そう言っていたのを思い出した。
銃｢その話を出したって事は…例の生き残りの子を見つけたんですか?｣
理｢まだ、確定では無いが…少し気になる人物がいる。
見做だ｣
左｢見做!?…｣
銃｢見做…さん?根拠は…｣
聞き慣れた名前に少し驚いた…。
理｢…この間の誘拐事件…
見做はあの時、少年を庇って攻撃を受けたのにも関わらず…意識を失う所か片膝すらつかなかった。
妙だと思わないか?｣
銃｢確かに…そう言われればそうだな。｣
俺もあの時、確かに気がかりに思っていた。
ただ単に、違法マイクを使う奴が弱かっただけだろうと思い込んでいた。
銃｢けど、それを根拠にするのは少し弱くないですか?｣
理｢それだけじゃない…
これを見てくれ｣
そう言って見せられたのは、見做さんのプロフィールとブラッドシスマイクの実験体暴走事件の詳細。
左｢これがどうかしたのか…?｣
理｢見做が児童相談所に訪れた日付けとブラッドシスマイクの暴走事件の日付けが一致している…
何かの偶然とは思えない。｣
理鶯の言う通り…日付けが一致していた。
もし、見做さんが…実験体だったとするのなら…
違法マイクの攻撃が効かなかったのは納得が行く、
左｢…見做が…そんな訳ねぇだろ!
なんかの偶然だろ…｣
理｢では、見做は出生から生い立ちまで全て話した事があるか?
家族構成は?…｣
理鶯にそう聞かれ、左馬刻は戸惑っているように思えた。
左｢…ッねぇな…彼奴は、過去について何も話した事ねぇ｣
理｢左馬刻…見做と話せるか?｣
左｢…っはぁ…!?んで俺様が｣
銃｢お前、俺らの中では1番見做さんと関係が深い…
見做さんだって、俺や理鶯に聞かれるより…お前に聞かれた方が答えやすいだろ｣
左｢…そうだけどよ…｣
何をこいつは、そんなに躊躇ってるんだ?
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カメ - すっごく続きが楽しみです！更新楽しみです！作者様のペースで更新お待ちしております！ (2021年9月16日 1時) (
レス) id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもっちもっち - はじめて！一気読みさせていただきました。とてもおもしろかったです！更新楽しみにしてます！ (2021年9月14日 19時) (レス) id: dfec547105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユミカン | 作成日時：2021年7月19日 0時
