ヒプノシスマイク Anotherstory

45話 ページ48

声を掛けたのは乱数だった。けど、不思議な事にここは中王区の壁の近くでここら辺には男性は滅多に来ないはず。






乱｢見做ってば、どうしたの〜怖い顔しちゃってぇ｣

見｢…ほんとに君は乱数？｣




目の前の乱数は私の知ってる乱数…ではない気がする。






すると、突然ヒプノシスマイクを起動し始めた。
背後には乱数のヒプノシススピーカー…









見｢っ!?｣





乱｢許してねっこれも仕事なんだァ〜


さっ!!いっくよぉー!!｣









乱｢っ…なんでマイクが止まった…!?

何したの…!?｣


見｢…ごめんね…あまり人には使いたくなかったんだけど…仕方ないよね｣

乱｢なっ…まさか…｣


見｢…こっちを見ろ…





オブライド…｣

乱数は気を失った。


そっとその場を離れ、新宿行きの電車に何事も無かったかのように乗り込んだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

無｢…乙統女様…乱数には繪痲偽 見做にマインドハックを仕掛けるよう命令を下しました｣

乙｢えぇ、ありがとうございます…｣

無｢それにしても乙統女様……どうしてここまで繪痲偽 見做を言の葉党に勧誘するのです?｣

乙｢…あの方の歌声は…本当に聞いたもの全てを魅力する…と言うのは本当の事です

実際に精神的に悩みを抱えている人の大半はあの方の歌を聞いて心を鎮めているそうです…

という事は…もし、繪痲偽 見做にヒプノシスマイクで歌わせたら…神宮寺寂雷のように回復させる事ができるかも知れないと考えたのです。

だから、ヒプノシスマイクを渡そうとしたのですよ…本人は置いて帰ってしまいましたがね｣

無｢なるほど…けれど、マインドハックしてしまったらラップアビリティーは使用できなくなるのでは?｣

乙｢…まだ、ラップアビリティは出る前の状態の使用ですから何も問題はありません…

けど、以外でしたね…私の提案を断るとは｣

無｢全くです…｣

乙｢興味が無い………







本当にそれだけが理由なのでしょうか…｣

46話→←44話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す