40話 ページ43
簓side
新宿での収録を終えて、楽屋で一息ついてると誰かが入ってきた。
見「お邪魔しまーす、こんにちは」
簓「オォ!見做ちゃん!この間ぶりやなぁ」
見「はい…この間はお世話になりました!盧笙さんにも伝えておいて下さい」
簓「わざわざおおきんな!…せや、今日の夜暇?」
見「夜…空いてますけど」
簓「どっかいかへん?俺、まだ夕食どこで済ますか決めてないんやけど…」
見「いいですよ…」
そういう事で、見做ちゃんと一緒に焼肉屋に来た。
個室の部屋にして、肉を頼んだ。
簓「見做ちゃんって左馬刻とはどこで知りあったん?」
見「そうですね…高校3年の時に一郎からTDDの補佐をして欲しいって頼まれて、そこで初めて知り合いましたね」
簓「へぇ〜、彼奴…最初は怖かったやろ?」
見「確かに…でも日が経つ事に怖さは無くなりましたよ?話すと優しいし、ちょっとシスコンがすぎる所もあるけど…なんやかんやで良い奴ですよ」
簓「せやなぁ…一郎とはどんな関係なん?」
見「え?一郎?」
簓「だって、チームの補佐を頼むくらいや…余程見做ちゃんの事信頼しとる証拠や、それくらいの関係なんやろ?」
見「一郎とは…腐れ縁というか、家族というか
元々同じ孤児院で育ったんで…」
簓「それほんま?あぁすまへん…あんま話したくなかったやろ?」
見「大丈夫ですよ、別に気にしてないんで…
そうだ、簓さんと盧笙さんは元々はコンビだったんですよね?」
簓「あぁ、養育所で出会ってな…」
そこから盧笙との事を見做ちゃんに話した。見做ちゃんは楽しそうに聞いてくれた。
簓「ほんまあいつおもろくてなぁ…それに
俺の幼なじみと親友やったんやで?不思議な話やろ」
見「え?」
簓「昔、めっちゃ仲良い奴がいてな…幼稚園から小学生、中学校も一緒やったんや…そんで高校は離れてしもうたけど…まさか、高校時に盧笙と出会ってるなんて思わんかったわ!
彼奴がここにおったらビックリしとるやろな」
見「簓…さん?」
見做ちゃんに名前を呼ばれて我に返る。
簓「ごめんな…?」
見「大丈夫ですよ………凄く、仲良かったんですね?」
簓「…あぁ」
ある程度食べて、焼肉屋を出る。
簓「ホンマに送ってかんで大丈夫?」
見「大丈夫ですよ!近くなので、それじゃあまた」
簓「おぉ、気をつけてなぁ」
手を振って見做ちゃんを見送った。
簓「なんやろ……
気色悪いわ」
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柚果(プロフ) - 固定です…ごめんなさい (2021年5月7日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
キキョウ - 名前って固定なんですか?固定でも全然いいんですけど!! (2021年5月7日 21時) (レス) id: ec88adbe82 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - ありがとうございます!!もう一度見返して空劫の文字を直します!! (2020年5月22日 9時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - コメント失礼します…!みんなと夢主ちゃんとが仲良くてほのぼのしました(*^^*)伏線(?)などもあって続きが気になりました。それと、下の方も言っていますが、16話、20話の空却君の「却」が「孔」になっていました。お身体に気をつけてください(о´∀`о) (2020年5月22日 9時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - 感想ありがとうございます!とても嬉しかったです...空劫の文字を見直してみますww (2020年5月19日 12時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユミカン | 作成日時:2020年4月7日 0時