33話(独歩side) ページ36
今日はめっっちゃくちゃ珍しく定時であがれてむしろ怖くなっている帰り道。
独「どーせ、明日は徹夜で残業だな…はぁ」
家に着いていつもみたいに一二三が出迎えてくれるのかと思っていたが…
伊「やぁ、おつかれ独歩くん!今日は珍しく定時であがれたんだね」
見「あっお邪魔してます!」
スーツ姿の一二三とかの有名歌手の繪痲偽見做さんが台所に立っていた。
独「あっえっと……見做さん?」
伊「もう少しで料理が出来るから座って待っててくれ…そう、ここをこうすると味が出てくるよ」
見「はい…」
一二三と見做さんは何かを作っているらしくて、傍から見ればものすごくお似合いに見え少しモヤッとした。
見「はい!出来ました…ラタトゥイユです!
一二三さんと作ったんで味は美味しいと思います!」
伊「見做ちゃんも中々料理が上手で何も教える事は無かったけどね」
独「はぁ…じゃっじゃあ頂きます!」
ラタトゥイユを口に運んだ…凄く美味しくてつい、無言で食べ進めてしまった。
見「…あっ」
独「あっすみません!つい、食べ進めてしまった…凄く美味しかったです…」
見「本当ですか!?よかった…」
そう言ってものすごく微笑んでくれた…その笑顔がとても可愛くて…恥ずかしさのあまり手で顔を覆ってしまった。
見「観音坂さん?…顔が赤いですけど…熱でもあるんですか?」
独「いっいや…その…違っ違いますので大丈夫ですよ!!」
それにこの天然さ…心臓に悪い。これには一二三も苦笑いしていた。
伊「見做ちゃん…良かったね」
見「はい!一二三さんのおかげですね!」
ここで俺はあることに気づいた。2人の呼び方が変わって下の名前で呼んでいた。きっと料理を教えているうちに下の名前で呼ぶ事になったんだろう。
独「……羨ましい」
見「え?」
独「あっ…そのご馳走様でした!!」
口に出してしまった。
ますます恥かしくなったな…
伊「あっそろそろ行かないと…それじゃあね」
独「おぉ、行ってらっしゃい!」
見「頑張ってください」
伊「あぁ!」
そう言って言ってしまった。見做さんは皿を片付け初め俺も手伝った。
独「ありがとうございます…」
見「いえ、お口にあって良かった…今日はすみません勝手にお邪魔しちゃって」
独「いえ!…その出来ればでいいんですけど
おっ俺の事も下の名前で…」
見「え?読んでいいんですか?」
独「あっ無理しなくても」
見「無理なんてしてません…独歩さん」
その言葉には思わず持っていた皿を落とした。
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柚果(プロフ) - 固定です…ごめんなさい (2021年5月7日 21時) (
レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
キキョウ - 名前って固定なんですか？固定でも全然いいんですけど！！ (2021年5月7日 21時) (レス) id: ec88adbe82 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - ありがとうございます!!もう一度見返して空劫の文字を直します!! (2020年5月22日 9時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - コメント失礼します…！みんなと夢主ちゃんとが仲良くてほのぼのしました(*^^*)伏線(？)などもあって続きが気になりました。それと、下の方も言っていますが、16話、20話の空却君の「却」が「孔」になっていました。お身体に気をつけてください(о´∀`о) (2020年5月22日 9時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - 感想ありがとうございます!とても嬉しかったです...空劫の文字を見直してみますww (2020年5月19日 12時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユミカン | 作成日時：2020年4月7日 0時
