31話 ページ34
今日は結構時間が掛かり、夜の街を歩いていると人とぶつかってしまった。
「いてぇな…よぉ姉ちゃん、どうしてくれんだ」
見「え、すみません…よく見てなくて」
「すみませんだとぉ…悪ぃと思ってんなら俺と来いよ」
見「はっちょっ…やめてください!」
腕を掴まれて一通りのないところに連れていかれそうになった。その瞬間、誰かが私の前に出てきた。
獄「こいつは俺の知り合いだ…なんか用か?
その手を離せ…俺は今すこぶる機嫌が悪ぃ」
前に出てきたのは天国さんで男に睨みをきかすとそそくさと男は逃げていった。
獄「…おい、大丈夫か」
見「あっはい、ありがとうございます」
獄「…お前、見做だったか…?
お前1人か?」
見「はい、仕事で遅くなってしまって」
天国さんは溜息をついて呆れた様子を見せた。
獄「たくっ…こんな時間で女1人出掛けてるおめぇもおめぇだ…仕方ねぇ家まで送ってやる」
見「え!?いいんですか…でも」
獄「俺には我慢ならねぇもんが2つある
1つ、話を聞かねぇ奴
2つ、無駄な遠慮をする奴だ
という事だ…遠慮すんな」
見「えっ…じゃあ、お願いします」
そう言って、私の家まで一緒に帰っていた。
なんだかものすごく緊張して、何を話せばいいか分からなかった。
獄「…なぁ、お前TDDの補佐をしてたんだってな?」
見「え?そうですけど」
獄「そん時の寂雷は…どんな感じだった?」
見「寂雷先生?…そうですね、影のリーダーみたいな…そんな感じですかね
その口振りだと…知り合いなんですか?」
獄「…まぁな、旧知の仲…とだけ言っとく」
旧知の仲と言ってた割には天国さんからは寂雷先生について何も話さなかった。
そして、家に着いた。
見「ここで大丈夫です…ありがとうございました」
獄「…おぉ、次は狙われねぇようにな
おめぇは顔も広く知れ渡ってる…狙ってる奴も多いだろうよ」
見「そんな事ないですよ…私なんて」
獄「…有名人にしちゃ謙虚だなぁ…
まっもし困った事があったら連絡してくれ…料金は高いがな」
そう言って渡されたのは法律事務所の名刺だった。
その名刺を見つめていると頭をポンっとされた。
獄「奢ってくれんの…期待して待ってるからな
気が向いたらまたナゴヤにこい…」
見「…はい、天国さん気を付けて帰って下さい…」
獄「…おう」
以外に優しかった…天国さんだった。
けど、なんでシンジュクにいたのかなと考えていたらある結果に辿り着いた
見「寂雷先生に会いに行ってたのかな?」
80人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚果(プロフ) - 固定です…ごめんなさい (2021年5月7日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
キキョウ - 名前って固定なんですか?固定でも全然いいんですけど!! (2021年5月7日 21時) (レス) id: ec88adbe82 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - ありがとうございます!!もう一度見返して空劫の文字を直します!! (2020年5月22日 9時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯 - コメント失礼します…!みんなと夢主ちゃんとが仲良くてほのぼのしました(*^^*)伏線(?)などもあって続きが気になりました。それと、下の方も言っていますが、16話、20話の空却君の「却」が「孔」になっていました。お身体に気をつけてください(о´∀`о) (2020年5月22日 9時) (レス) id: 71646cf771 (このIDを非表示/違反報告)
柚果(プロフ) - 感想ありがとうございます!とても嬉しかったです...空劫の文字を見直してみますww (2020年5月19日 12時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユミカン | 作成日時:2020年4月7日 0時