ヒプノシスマイク Anotherstory

16話 ページ19

あまり来たこと無かったナゴヤディビジョン…暇だから来たものの、道に迷った。

見「はぁ…方向音痴もいいとこだよ」

歩いていると、ある寺に着いた。大きくてとても由緒正しそうな綺麗な寺だった。

見「へぇ…」

足を踏み入れ、お賽銭にお金を入れて合掌、一礼をする。すると、奥から人の声がした。

?「…おーい」

見「え?あれって…」

こちらに駆け寄って来たのはとても身に覚えのある人だった。

空「やっぱりな!ヒャッハハ!久しぶりだな見做!!」

見「空劫!ほんとっ久しぶり!!もしかして、ここで僧侶してんの?」

空「まぁな…お前こそ見ねぇ間に有名人になりやがって!」

そう言って、肩をバンバン叩くノリも変わってない。すると、もう2人こちらに近寄ってくる人がいた。

?「おい!!空劫ー!何勝手に走り出してんだ!!」

?「あれ？もう1人誰かいますよ」

見「ん？誰か来てるよ?」

空「ん?…あぁ、お前に紹介しときてぇ奴等だ」

少し息切れして来たのは、黒髪に金髪が混じった人とリーゼントで白黒のスーツみたいなのを来た人だった。

?「たくっ急に走り出したと思えば…」

空「よぉ、御苦労さま…それよりお前らに紹介するわ…こいつ、昔拙僧とつるんでた奴だ」

見「えっと…はじめまして 繪痲偽見做です、歌手をしています」

?「お…おう…俺は天国 獄…弁護士をしてるもんだ…でこいつが」

?「わっ我は漆黒と光を制するボーカリスト…四十物 十四…そなたとは1度、相見えるこのときを待ちわびていたぞ!」(訳：僕はヴィジュアル系のボーカリスト…四十物 十四といいます。あなたとお会いしたいと思っていました)

見「えっえと…よろしくお願いします」

中二病というのはこういう人のことを言うのか。

獄「はぁ…気にするな、初対面の人にはいつもこんな感じだから」

見「そうなんですか…はぁ」

空「そうだ、せっかくだから飯食いに行かねぇか?獄の奢りで!!」

獄「おい!!」

見「奢りで?確かにお腹空いてるけど…」

空「だろ?」

獄「はぁ…しゃあねぇな、連れてってやるよ」

そんな事で皆で串カツを食べに行くこととなった。

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