志望理由 ＝ 潔世一と結婚したい【ブルーロック】

11 : 鼻歌にしとけやアホ ページ15

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『♪っあーなーたっだーけみ、』


「おいそこの凡、仕事中に熱唱すな。せめて鼻歌にしとけアホ」


『歌い始めたばっかで止めないで下さい、烏さん』



気持ち良くマイフェイバリットソング (誰の歌かわかった人いる〜？) (昔の歌〜↑) を歌い出したところで、キレのある関西弁のツッコミが背後から入った。


潔さんたち同様、日本代表の常連である烏旅人選手である。


この御方もまた、ブルーロック出身。
現在はフランスのリーグ・アンでご活躍中。



「それアレやろ。昔に流行った、イタくて重い女の歌」


『平たく言うとそうですね』


「まんまお前やんけ」



潔さん達より数日前に代表チームへ合流している烏さんは、既に私の初恋について、よーくご存知だ。

何故なら。



「ミリも惹かれへん、凡の初恋バナなんぞ聞かせよって」


『久々に、キュンキュンされたんじゃないですか？』


「誰がすんねんボケカス。あと久々言うな、オッサン扱いやったらころすぞ」



何度かお会いする度に、私と潔さんのそれはそれは運命的な出逢いを語って差し上げたからだ。(3回目でガン無視された) (相槌すら無かった)


おクチを開けば、湧き水のごとく溢れてくる罵倒。
頭の良い人ってすげえ。





ちな本日のお仕事は、サッカー専門誌から依頼された、代表選手へのインタビュー及び撮影の立ち合いだったりします。(キリッ)


このテの取材に人気なのが、実は烏さん。

分析力に優れている上、(関西弁ではあるが) 語彙がわりと豊富。


記者さん達からすると、取材がしやすい選手の一人らしい。



…………えー余談ながら小声でお伝えしておきますと、反対に不評 (言っちゃった) なのは、糸師ブラザーズです。


これはもう、『ですよね〜』としか言いようが無いです。←



『オッサンだなんてそんな。潔さんよりたったひとつ、歳上の方に向かって』


「お前の全部の基準が凡なん、真面目に引くわー」



うえ、とそれはそれは嫌そうなお顔で眉を寄せた烏さんだが、私ノーダメですのでね。

その程度のことは、上司から毎日されてますから！



『乙夜さんの撮影が終わったら、烏さんの番だそうですよ』



おう、と軽く相槌を打った烏さんは、撮影用の代表ユニフォームを着ている。



「インタビューは、乙夜と二人やったか？」



ですね、と頷いた、ちょうどその時。

「ちゅーす」という、あの頃から変わらないらしい挨拶と共に。



乙夜さんが、控え室へと戻ってきた。


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12 : ロマンスの神○ (自粛)→←あでぃしょなる・たいむ！！

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