二人の特級術師に何故か狙われています。【呪術廻戦】

41 : GLGはご機嫌 ページ42

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シャトーブリアンをもごもごと咀嚼する私に、「ハムスターみてえ」と最強は面白そうに吹き出してから。



「この後はお前ら、買い物行くんだろ？」



ああ、と片手にシャンパングラス(注・本物のドンペリ入り)を持つ硝子先輩が、それに口を付けながら頷く。



「私達が財布と荷物持ちになるよ。何を見るんだい？」



その肯定を受け、すかさずそんな提案をしてきたのは、夏油先輩だ。

硝子先輩はまたひと口、グラスに口をつけて。



「………ま、まずは服だな。からの靴とバッグ」


『同級生相手にパパ活する硝子先輩、ほんとすげーと思います』



私なら、雄とナナミンにそんな真似できない気がする……！



硝子先輩の答えに、五条先輩は「おー」なんて軽く応じている。

え、無問題って感じ？？
こっちもすげーな、特級兼御三家の財力。



知ってはいたけど、改めて呆(ほう)けたようにその会話を聞いていた私に気づき、五条先輩はニヤリと笑った。



「Aも遠慮すんなよ。似合いそうな服、俺が選んでやる？」


『あ、遠慮します。センスとかより、露出度の観点で』


「似合いそうなランジェリーでもいいね」


『それは完全にお断りします。 っていうか夏油先輩がランジェリーとか発すると、ほんとヒワイ』


「あーそれは同意」


「ひどいな、硝子まで」



やけに絵になる仕草で肩を竦めた夏油先輩に、五条先輩は声を上げて笑い。



「オレ今すげー機嫌良いから、何でも買ってやるわ」


「太っ腹じゃん、五条。何で？」



だってさあ、と五条先輩は、どこか誇らしげに笑い。



「………Aは初恋の男より、俺らとの時間を選んだってことだろ？」


『えええ………いや、別にそういう意味だったわけじゃ……』


「やっぱ遠くの元カレより、近くのGLGだよな！」


『人の話は聞け』



私のツッコミは無視して、ふふん、と何故か胸を張った最強の言葉に、思いきり顔をしかめた私を見て。


残る二人の先輩達は、声を上げて笑った。


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