【ヒプマイ】銃兎の妹の私が左馬刻さんを落とすことを宣言します【碧棺左馬刻】

1話 ページ1

左馬刻side

銃兎の奴と連絡が取りにくい。仕事が立て込んでいるらしい。だが、ディビジョンラップバトルに向けて話し合いたいこともある

左馬刻『忙しいのはわかるが、土曜か日曜空けといてくれ。俺の事務所に来い』

銃兎『わかった。予定がわかり次第連絡する』

これが１ヶ月前のLINE。

そして今なお連絡がこねぇ

家にもいねぇ

んでわざわざ俺様がサツなんかに来なきゃなんねーんだよ

そう。俺は今ヨコハマ署に向かっている。

左馬刻「おぇ」

何度も捕まった場所に自分で来ているのもおかしな気分だ。

左馬刻「ん？」

署の細い脇道に女子校生が入っていく。

外は薄暗くなっている。
それでも一瞬顔を見ただけでわかる。
相当な美人だ。
ガキに興味はねぇがそれだけはわかる。

にしても、んな細道に何の用だ？
仮にもサツの横だぞ
怪しいことすんじゃねぇだろうな

好奇心でそいつについていく。

「あの何してるんですか？」

凛とした声。

さっきの女子高生の声だろう。

、、、どっかで聞いたことあるような
気のせいか

「あぁ！？なんだこのガキ！！」

女子高生「箱に入った大量の違法マイク。そして、おそらく麻薬。
、、、それってー、組織犯罪ですか？？｣

「あぁ！？だったらなんだ！」

「俺らはここに捕まってる奴から金巻上げんだよ！！」

「わかったらとっととどけ！！」

女子高生「ふーん。組織犯罪っぽい、、、んじゃ、死ね♡｣

ブォン

左馬刻(！？マイク！？)

「丁度いいこのマイク！試してやるよ！！」

箱に入ったマイクを男たちは取り出す。

ブォンブォンブォン

そして男たちがラップを始める

左馬刻(正気か？？サツの横だぞ)

男たちの下手くそなラップが響く。

左馬刻(くそが耳障りだ。)

男のラップは女子高生への皮肉になる
「女ごとき」とか「クソ女」だとか
しまいには「男たらし」や「くそビッチ」
初対面で分かるわけないことをペラペラと

左馬刻(そろそろ割って入った方がいいか？俺様のシマでやってんだからなぁ)

その時だった

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