二話 ページ4
NOside
偶然にも鉢合わせた累とデンジ
「さて、帰ろうか」
「えっ、でも100円が…」
「大丈夫。そんなの何時だってやるから後で渡すよ。それと、君の家で夕飯としようか色々買ってきたよ」
そう言って持っていた袋を見せてきた
かなり量があって、今日は満腹になりそうだ
「今夜はカレーにしようか。沢山買ってきたからいっぱい食べれるよデンジ君」
「やったぁあ!!累兄ちゃんが作った料理クソうめぇからスゲェ嬉しい!!な!ポチタ!」
「ワンワン!!」
「そんなに褒められると恥ずかしいな…おっと空が曇って来たなぁもうすぐ雨が降るかもしれないから早めに帰ろうか」
少し歩くとデンジの家…とはお世辞にも言えない物置のような所に着いた
累は前に自分の家に住むかと聞いたが断られたのでちょっと悲しいと思った累であった
「なぁ、この間聞いたんだけどさ、普通食パンにゃジャム塗って食うらしいぜ」
と、調理をしている最中の累に話しかけるデンジ
「そういえばデンジ君と食べたことはなかったね。今度、一緒にジャムと食パンを買いに行こうか。…あ、ねぇデンジ君は夢が叶うなら何を願うかい?」
突然そんなこと言い出した累。
デンジは
「俺は、女を抱いてから死にてぇな…」
「おぉ、これまたおませな…そっかデンジ君顔は整ってるから意外と早く叶うかもよ?…それと、」
累は周囲を見渡した
「ここ、正直な所住みにくくないかい?よかったら僕の所に引っ越すかい?」
勿論その費用は僕が負担するよと真剣な表情で言った累
まだ諦めきれていなかった累。
以前にもデンジを数回誘っていた累。しかしデンジはその度断っていたのだ
「いやいや、だから流石に申し訳無いっつーか…それに借金も返せてないのにちゃんとした家に住むなんて…」
「は?」
累は調理中の手を止め、デンジの方を向いた
白と少し黒の混ざった瞳は驚きで固まっていた
デンジはしまったという顔をした。そう、累にはヤクザに借金していることを話していなかったのだ
累は昼間のこともあり少し心配していたが、まさか齢15歳の少年がヤクザに借金をしてるとは思わないだろう
「説明…して、くれるよね」
その表情はまるで般若のようだと後にデンジは語る
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お淑やかな人程怒るときに怖い人はいませんよね
- 金 運: ★☆☆☆☆
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もの(プロフ) - かの小説は完結されてしまったのですか?;_; (2022年12月9日 21時) (レス) id: 290c4f62fe (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ - 続き凄く気になります❗️ (2022年7月27日 23時) (レス) id: 1256ae8537 (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» 読んでいただきありがとうございます!!!こういうの初めてで緊張しましたがそう言ってもらえて何よりです!!番外編も早く終わらせてパワーを早く登場させますのでそれまでどうか待っていてください!!! (2021年3月22日 17時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ頭に悪い奴はいない - とっても、面白かったです!夢主とデンジ、アキの絡みが好きです!!パワーも本編で登場するのを待ってます!!!! (2021年1月28日 17時) (レス) id: 739915c6db (このIDを非表示/違反報告)
味噌サバ(プロフ) - Shioさん» ありがとうございます!!できるだけ更新出来るよう努力します! (2021年1月18日 0時) (レス) id: e5232b7926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味噌サバ | 作成日時:2021年1月14日 20時