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藤堂side
隊を三つに分けてそれぞれ、玄田隊長、堂上二正が監督となって座標で渡された目的地にコンパス移動でたどり着くというもの。
行程には二日ないし三日が見込まれるとのこと。
ミーティングを終え、玄田隊長が質問を許可したので郁ちゃんが手を挙げた
笠「図書隊員にこの訓練が必要な意味って一体何ですか」
玄「気分だ！」
例によって明快に言い放った玄田隊長に隊員たちが爆笑した
玄「それ以上の説明が聞きたい場合は堂上が返答する」
堂「聞くか？」
笠「…結構です」
手「訊かなきゃ訓練の意義を見出せない時点で意識が低いんだよ」
笠「さっすが優等生は高い意識でご立派ですこと。先生のお気に入りは違うわねーっ」
手「お気に入りならそっちだろうが。いい気になるなよ」
笠「はぁ！？ だからいつあたしがいい気になったとか、」
「まぁまぁまぁ！！」
岡「2人とも落ち着けよ、な？手塚」
「郁ちゃん」
二人の間に割って入る私と岡田
2人をなだめてるとそうそうと玄田隊長が思い出したかのように付け加えた
玄「なお、近郊の林業関係者からクマの目撃例が多数報告されているので気をつけること」
笠原藤堂「ってそれどうやって気をつけるんですかッ！」
「気をつけたからってクマ避けれるんですか、」
笠「クマが出てすら強行しなきゃならないんですか野外行程って！？ ーって先輩方も！笑うところじゃないですよねここ！」
含み笑いの隊員たちは「いつものことだし」と歯牙にもかけてない様子
玄「まぁ本州だしクマといってもせいぜいツキノワだ。
基本的に臆病な性質だし、この人数で行動してたら向こうのほうが勝手に避ける。
万一格闘になったとしても一対一で勝てん獲物じゃないしな」
「くま相手に戦おうって選択が怖いんですが」
笠「クマに勝てる人類なんて図書隊では玄田隊長くらいしか、」
玄「いや、そうでもないぞ」
ニヤニヤしながら答える玄田隊長
嘘くさいなぁ笑
手「実弾支給はありますか」
現実的な手塚くんの質問に、訓練場外での行程なので銃器自体携行しないとのことだ
さすがの手塚くんも表情が硬くなってる
堂「以上でミーティング終了。笠原は連絡事項があるから残れ」
そう締めた堂上二正
郁ちゃんは堂上二正の元へ
私は岡田と2人になった
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ながおか - このような作品待ってました!!新規の方の作品だとあまりメンバーの性格とかが分からず現実と違う話し方や行動になりがちですが、長年Vクラ(16分の12？)だからか「6人がこの世界だったらこんなの言うんだろうな」など共感する点が多くありました！続き楽しみにしてます!! (2021年6月1日 8時) (
レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ruriさん» わぁー！ありがとうございます！ 割と自己満な所あるので変な所もあると思いますが、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (2021年4月5日 19時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - こんな作品ずっと探していました！自分が書くと違和感ありありなんでwすごく楽しみにしています！ (2021年4月5日 11時) (レス) id: 52e4166447 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - るるるんさん» ありがとうございます！！ すごく、励みになります！！！これからも頑張りますので宜しくお願いします！！！ (2021年3月22日 8時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
るるるん - 好きです、好きです！！！！！図書館戦争組含め、恋愛要素ありつつのみんなのわちゃわちゃが好きです。ありがとうございます！影ながら応援しています！！ (2021年3月22日 1時) (レス) id: 3110676615 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2021年3月9日 0時
