・ ページ43
岡田side
その、しゅん兄が高校を卒業し、独り立ちして7年が経ったある日
俺とA宛に手紙が届いた
前略.准一、Aへ
元気にしていますか？ 勉強もちゃんとしてるか？
二人の成長を見れていないのが心苦しく思ってます。
俺は元気です。
昔、俺が小説家になるって言ったのを覚えていますか？
その夢が叶いました。二人に読んで欲しいな。
来週の土曜、いつも行っていた図書館で待ってます。
駿介より
A「准！！」
「おう、絶対行こう！」
俺たちは自分の事のように喜び合った
土曜日が待ちきれなくて、Aはずっとソワソワしてたな笑
約束の日が来て、いつもの図書館
関西図書基地が隣接している図書館へ来た
駿「二人とも！」
「しゅん兄！」
A「久しぶり！」
駿「二人とも元気そうでよかった笑」
7年ぶりの再会に少し緊張してたけど、会って話していくうちに前みたいに戻れた
A「しゅん兄、夢叶えたんだ！」
駿「おう、そうだぞ〜笑 ほら、これ」
出されたのは新品の文庫本
駿「図書館にも置いて貰えることになってな、やっと二人にも見せれたわ…笑」
俺たちはそれを受け取り、ページをめくった
真剣に読み進めてた俺たちは時間が経つのを感じないくらいの集中力でいたその時に
『哨戒中の警備より入電、良化特務機関が当館周辺に展開中！
総員、至急警備体勢に着け！ 館内に残っている利用者は至急館外れ退去してください！』
という放送が入った
しゅん兄は持っていたカバンを持ち、俺たちの手を引いて指示に従って動いた
土曜日でもあるからか人が多く、Aは人の波にのまれてしまいそうだった
駿「A！！ 俺の手離すなよ！！」
防弾室のような所へ案内された俺たちは、その中へ入ろうとした瞬間
駿「Aっっ！！！！」
人の流れに負けたのか、しゅん兄の手を離してしまったらしいAとはぐれてしまった
俺たちは防弾室の中に入ったが、Aはどうか分からない
ただ無事でいることを祈るしかなかった
銃撃戦が終わり、外へ出る
「A！！」
駿「A！！」
大声でAを呼ぶけど返事がない
二人で探していると、図書隊員に支えられたAがいた
駿「Aっ！！大丈夫か？怪我は？」
A「へーき…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ながおか - このような作品待ってました!!新規の方の作品だとあまりメンバーの性格とかが分からず現実と違う話し方や行動になりがちですが、長年Vクラ(16分の12？)だからか「6人がこの世界だったらこんなの言うんだろうな」など共感する点が多くありました！続き楽しみにしてます!! (2021年6月1日 8時) (
レス) id: 316022cad2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ruriさん» わぁー！ありがとうございます！ 割と自己満な所あるので変な所もあると思いますが、ご期待に添えるよう頑張ります！！ (2021年4月5日 19時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - こんな作品ずっと探していました！自分が書くと違和感ありありなんでwすごく楽しみにしています！ (2021年4月5日 11時) (レス) id: 52e4166447 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - るるるんさん» ありがとうございます！！ すごく、励みになります！！！これからも頑張りますので宜しくお願いします！！！ (2021年3月22日 8時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
るるるん - 好きです、好きです！！！！！図書館戦争組含め、恋愛要素ありつつのみんなのわちゃわちゃが好きです。ありがとうございます！影ながら応援しています！！ (2021年3月22日 1時) (レス) id: 3110676615 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2021年3月9日 0時
