私の魔法/1 ページ6
「あだっ」
「でっ」
「いたいっ」
見事な三段活用(？)
Aこと私は、資料を探すため、放課後、図書室に来ていた。
その時、上から本が降ってきた。
いや、降ってきたというか、落下してきた。
さっきの三段活用(？)の順番としては、落とした子→私→近くに座ってたメガネの人である。
「わっ、ごめんなさい！」
「あー、だいじょーぶだいじょーぶ」
「大丈夫ですよ。気を付けてくださいね」
「ほんと、すみません……」
落とした子はネクタイの色からして１年生。
しゅんとしてる姿が、ちょっとかわいい。
「って、あれ、あんずさんの弟さんじゃないですか？」
ふと、メガネの人がそうあの子に言った。
「え、なんで姉ちゃんのこと……って、なんでアイドル科がここに？」
おっ、どうやら知り合いの模様。
というか、今、『あんずさん』って聞こえたぞ。まじか、あの可愛い可愛いあんずちゃんの弟なのか。
場違いな気もしたので、とりあえず本棚の奥へ進んだ。
あっ、確かにメガネの人、制服少し違ってた。なんでこっちにいたんだろ。委員会かな。
「……あれれ、ないや」
目的の本を探していたら、あるはずの本棚になかった。
ちょっと隙間があるから、借りられちゃったかな〜。
「何かお探しですか？」
「ぎゃあ！？」
「ひゃあ！？」
驚いて声をあげると、それに驚いて声をあげるメガネの人。
あっちでの話が終わったらしい。
「あはは、自分から声をかけたのにすみません。」
「あっ、いえいえ……ここにあった本、借りたかったんですけどないんですよね」
「あっ、この部類の本はアイドル科の地下書庫に同じものがあった気が……貸しましょうか？」
「いいんですか？」
「はい。図書委員の権限ですよ♪」
とかいいつつ、『秘密ですよ』といい笑顔でウィンクされた。
「では、明日の放課後にここに来てください」
「了解です！……えーと」
「３年アイドル科の青葉つむぎです。興味があれば、俺のユニット『Switch』もどうぞよろしくお願いします」
なんというか、ちゃっかりしてる人だ。
「まぁ、見りゃ分かるけど普通科３年のAA。よろしくね」
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竜花(プロフ) - Mashiro Lioさん» 私の謎の叫びまで目を通してくださりありがとうございます！（笑）この作品が一番初めに作ったものでして、至らない点が数多あったりするかもしれませんが、ビスクドールの方も、こちらの作品の方も読んでいただけて、本当に嬉しいです。本当にありがとうございます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: e7d73b0617 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - ビスクドールの方から来た者ですが、本当におもしろかったです！読みやすくてキュンキュン(?)な所もあって、読む手が止まらず一気に読了しました！あと、叫びは本当に｢あ〜確かに、気持ちわかる〜｣と思いながら読みました笑。素晴らしい作品をありがとうございます！ (2020年7月12日 7時) (レス) id: 97626e8ffb (このIDを非表示/違反報告)
竜花(プロフ) - つぶあんさん» ありがとうございます！まだまだ至らない点が多々ありますが、楽しんで頂けたのならば幸いです。御気遣い感謝致します！ (2019年6月4日 23時) (レス) id: e7d73b0617 (このIDを非表示/違反報告)
つぶあん - 夏目君大好きなので、こういうの本当嬉しいです!! これからもお体に気をつけて、素敵なお話つくってください!!! (2019年6月4日 20時) (レス) id: aed030ecf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜花 | 作成日時：2019年1月27日 19時
