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土下座を辞めることを許可された私は顔を上げて、正座をして彼を見上げた。
「…あんたが1位になったのって原因浅野君の不調だけ？」
「？はい」
当時、同じクラスだった浅野君はしつこいメス猫に付きまとわれていた。勉強がわからないから教えろと迫り追い詰めたのであった。完璧な彼は見事に笑顔で対応していたが、一日のほとんどをベッタリ至近距離で付きまとわれてだいぶ心身に影響していたようだった。それが丁度テスト週間だったのだ。
メス猫の方は元々頭が良くない人で浅野君の完璧な教えによりだいぶ順位が上がったらしく喜んでいたが、肝心な浅野くんは3位だったのだ。あの浅野くんが、だ。私はメス猫のせいで不調というライバルの不幸のおかげで1位を勝ち取れたのである。
「E組に飛ばされた理由、カンニングなんだよね？その時もカンニングしてたんじゃないの？浅野君の」
カルマ君は疑いの視線を向ける。渡辺AがE組に飛ばされた理由は確かにその通りだ。もしかして、カルマ君は不正をするようなやつに負けたということに怒り、私を嫌っているのだろうか。私は彼の目をしっかりと見、説明をした。
「私は確かにカンニングの疑いでE組に飛ばされました。しかし、私にはカンニングをするなんて愚行 必要ないんです」
「へぇ？」
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正義の味方になりたかった男(プロフ) - 大好き、愛してる (2020年2月21日 10時) (
レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
莉亜 - 面白いです！すっっっごい好きです！この作品！更新頑張ってください！（＊^o^＊） (2019年1月26日 22時) (レス) id: 0b051a452c (このIDを非表示/違反報告)
しゃろん(プロフ) - 控えめに言って、めちゃくちゃ好きですこの夢主！！、！！！！ (2019年1月19日 16時) (レス) id: c5bdc26a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年1月3日 15時
