人気者不人気先輩と地味系美女後輩

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午後


休憩から戻りディスクに戻ると同じ部署の女性社員がいた


名前…たしか、杉谷さん



『(あぁ、紗尾先輩関係だな)』


杉「浦田さんお疲れ様」


『お疲れ様です』


杉「今日さぁ、仕事終わったあとお話したいことあるんだ
　今からでもいいけど、どう？」


どうって


あなたは先輩で断ることなんて出来ないのに


『今からでお願いします』

杉「うん、じゃああっちの部屋行こっか」


先輩につれていかれたのは物品庫


そんな人も来ないしうってつけなんだろうなぁ…


なんて他人事のように考えていた



杉「ちょっとお仕事についてなんだけどぉ

　浦田さんちょーっと気ぃ抜けてない？」

『そうでしょうか…？』


杉「うんー、先輩たち言ってたよ

　男と話してる暇あったら手ぇ動かせーって、



　私はそんなこと思ってないんだけど、一応、一応ね？伝えておこう思って！

　そんな後輩は迷惑かけちゃうかもだし、

　あっ、責めてるわけではないの」



何度目だろうか


こうやって紗尾先輩に近づくなって牽制してくる女は


そもそもストレートに言ってくれたらいいのにこうやって遠回しに言ってくるのがさらにムカつく


毎度毎度面倒な人ばかりだ



『、、、すいません』


だけど言い返したところで、だ


謝っておくことが1番楽なのだ



杉「んーん、いいのいいの

　この後から気を付けてくれたらいいから」


『教えてくれてありがとうございます』


杉「紗尾さんは優しいからさー

　変に期待したら痛い目見るかもだよ〜」


『はい、気を付けます』

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