人気者不人気先輩と地味系美女後輩

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桃は小さく「最悪…」と呟いて両手をグーにして震えている

恐怖なのか怒りなのか…



ﾓﾓ「本当にあなたの彼氏なんですか！？」


「おぉ、ほんまやで」


今度は男の人の声


タバコを咥えて菖蒲さんの後ろから肩に手を回した男性


金髪よりの髪の毛にどこかの俳優のような顔、高身長でタバコも似合う


聞かなくても菖蒲さんの彼氏さんだとわかる


ﾓﾓ「小根島さん…！？」


ｺﾈ「追いついたと思えばなんか揉めてんのぉ、どしたん」


ｱﾔﾒ「あとで説明しようか

　君に言い寄ってきたのはこの女で間違いないね？」


ｺﾈ「せやで

　何回か仕事終わり待ち伏せされて、彼女おるわって言ってもひっついてきたやつやん

　彼女にバレなかったら大丈夫とか言って、いやいやいや俺がお前無理やし」


ｱﾔﾒ「へぇ、

　どうするんだい君。もう言い逃れできんよ」


ｺﾈ「菖蒲切れてるん？」


ｱﾔﾒ「あぁ、少しね」


コネシマと呼ばれた人が来てからは少し表情が柔らかくなったけど切れているのは確かだ


ﾓﾓ「なによ…！
　私1人に対してみんなでかかってきて卑怯やん…！」



『いや自業自得やろ…
　あんたさんが何もしてんかったらこっちも何もせんのや


　私の変な噂流したり菖蒲さんの彼氏に手ぇ出したり、彼氏いるのに浮気しようとしてるし…』


ﾓﾓ「うるさいっ！」


大きな声と共に桃の目から涙が溢れた


いや泣きたいのはこっちよ

今まで私に何してきたかわかってるの？



「桃、どうした！！」


またまた今度は違う人が入ってきた


いや、人集まりすぎやろ

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