勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ43)

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俺の家で

母「そう、良かったわね!お父さんと仲直りできて」

『太一くんのおかげ、
　太一くんがお父さんを説得してくれて、初めてお父さんの本音が聞けました

　それから、
　高校卒業したら一緒に暮らしてもいいかって聞いてくれて…』

ﾀｲﾁ「Aのお父さんもいいって言ってくれた

　いいよな、父さん、母さん」

昨日も伝えてあって俺の両親は即答でもちろんと答えた

俺とAは部屋に戻りこれからのことを話した

『太一くんはどこの大学行くの？』

「んー、俺の学力で行けるとこ、

　将来何するのか今はわからないけどなんでもできるようにもっと勉強したいんだ

　Aは？」

『私は輸入とか、海外交流できるところかな

　せっかくイタリアとか言ってたから活かしたい』

「すげえな」

『んーん、私も何をするのかまだ曖昧だから

　でも、夢はでっかく、だから
　どんな夢でも叶えられるように準備したい』

夢はでっかく

最期に西島先生が残した言葉

「あぁ、俺も

　どんなでかい夢でも叶えるよ

　まずは夢の中の一つ、その第一歩クリアだ」

『夢の中の1つ？』

「おう

　Aと一緒にいるって夢

　子供の時から願ってた」

『本当？』

「冗談だと思うか？」

『疑わないよ

　太一くん、私のこと大好きだもん』

「自信満々だな」

『わざわざお父さんに頼んだくらいだしね』

「正直もうラスボスは倒したつもり」

『残念

　まだヴォーボモンがいるから』

「うわ、手強そう」

『ヴォーボモンに勝てないと私をゲットできないよ』

「絶対するさ

　好きだから、Aのこと」

『私も大好きだよ』