勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ27)

今日:3 hit、昨日:41 hit、合計:7,609 hit

⑱ ページ27

お別れ会も無事に終わり

皆も家に帰って行った

片付けもしていくと言ってくれたが大丈夫と断ったところ

太一くんが残って一緒に片付けをしてくれると言ってくれた

皆ニヤニヤしながらすんなりと帰って行った

片付けをしていたがヴォーボモンは疲れて先にベッドに行ってしまった

ﾀｲﾁ「ごみはこれで全部だな」

『ありがとう、もう食器洗いも終わるよ

　手伝ってくれてありがとう』

ﾀｲﾁ「俺が好きで残ったからさ

　Aと２人になりたかったし」

『ふふ、恋人だもんね』

食器を洗いおわり手を拭いていると後ろから太一くんがこちらに来て後ろから抱きしめてきた

『どうしたの？』

ﾀｲﾁ「なんか、堪えきれなくなったというか

　子どもの時から好きな子だから、Aが彼女って考えたら…」

『くっつきたくなった？』

ﾀｲﾁ「うん、」

振り返るとそこには太一くんの顔があって、

なんかもうくっついてしまいそう

ﾀｲﾁ「ん…？」

少しかすれた声

ﾀｲﾁ「、、、いい？」

『なにが？』

ﾀｲﾁ「わからない？」

『、、、いいよ』

少しだけ近づいただけで、それはもうくっついた

息ができない、

初めてで緊張して、離れたこともよく分からなかったけど

目の前の太一くんがもっとしたそうにこちらを見ていることは分かった

ﾀｲﾁ「、、、好き」

その言葉の後すぐにもう一度キスをされた

『ん、、、、』

ふわふわした感じに酔っていた

「何をしているんだ」

そこに現れたのは

イタリアで仕事していたはずのお父さん