に 。 ページ3
今、母国である日本を離れ私はシアトルで暮らしている。
大好きだった兄が急に決めた旅立ちに
兄と離れるのが嫌とゆう一心でついてきたが
別に英語が得意なわけでもなく兄がいないと何も出来ない生活の始まりだった。
今はまともに生活できるくらいになり
シアトルで出会った仲間と毎日楽しく暮らしてる。
昔の私には考えられなかっただろう…。
G｢みのは？｣
J｢あ、なんか音楽仲間んところ行くって、すぐ帰るって言ってたぞ？｣
一人黙々とゲームを続けてるジローが突然話し出す。
聞いてないようでちゃんと話を聞いているジロー。
あと少し真面目だったらいい男なのになと思いながらちょっと笑ってしまう私。
｢あ、ジョージ、買い物乗せてって！｣
G｢おう、いいよ、何買いに行くの？｣
｢食材！｣
着替えに行ったジョージを見て
俺も行くとゲームを慌ててやめ着替えに行ったジロー。
その間に帰ってきたら兄が心配するから置き手紙を書いておく。
『お兄ちゃん。
買い物行ってくるね、お昼はみんなで食べるから食べずに待ってて！！』
2人が着替えて降りてきた。
玄関を出て鍵を閉め、全員で車に乗り込む。
ジョージの運転ショッピングセンターを目指す。
車ではジローが自分の好きな洋楽を流して歌っている。
異国の地でも怖くないのは兄を始め周りに信頼できる奴らがいるから。
目的地に着き車を降りて3人で必要なものを買い漁る。
料理が得意な人は残念ながらいないため簡単に作れそうな食材をカゴに入れていく。
簡単なものくらいなら私でもできる。
｢近々日本行く予定あったよね？｣
J｢ある｣
｢じゃあ食材少なめにしなきゃな〜…｣
YouTuberとして日本の会社UUUMに所属している私達。
イベントや日本へ帰るタイミングに合わせて
事務所の人たちが予定してくれる打ち合わせなどのために不定期に日本へ帰っている。
ある程度の食材を調達し荷物を車に積み家へと帰る。
家に着いたと同時に兄が玄関で鍵を開けていた。
｢あ、お兄ちゃん！｣
M｢おう、おかえり、どっか行ってたの？｣
鍵を開けて先に中へ入れてくれる。
荷物を置き4人分のお昼の用意をする。
パスタを茹で、ミートソースと和えるのみの
男の人でもできそうな料理をぱっと作る。
料理覚えなきゃと言いつつもなかなか腕が上がらない私の料理。
皆は美味しいといつも褒めてくれる、私の幸せ空間。
ｰｰｰ
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作者名：葉。 | 作成日時：2018年3月5日 21時
