じ ゅ う は ち 。 ページ19
G｢ふっww｣
私の隣で楽しそうに今日撮ったコラボ動画を編集しているジョージ。
手は何故か一向に離してはくれないおちび。
片手では出来ることも限られひたすら携帯をいじる私。
時刻は夜中の3時を過ぎたくらい。
明日は急遽オフにしてくれたから珍しく夜ふかしとかしてみる。
なお、お兄ちゃんとジローは帰ってこない。
お腹も痛み出してきてベットに寝転んだタイミングで繋いでいた手が離れた。
G｢寝る？｣
｢ううん、ちょっと痛くなってきたからw｣
G｢あー、なんか飲む？｣
｢今はいいや、ありがとw｣
編集作業を一旦やめ、私の近くに来て話し相手になってくれるジョージ。
今は2人きり、聞きたくて聞けなかったことを聞くには好都合な環境。
もう1度座り直してジョージに問いかける。
｢ねぇ、ジョージ。｣
G｢ん？｣
｢一つ聞きたいことがあるの。｣
G｢なんだ？w｣
改まって話す私に笑いながら答えるジョージ。
｢なんで私をデートに誘ったの？｣
G｢なんでだと思う〜？w｣
｢ばかうざいわ〜wもったいぶる事じゃないんだから言ってよ！w｣
笑いながら話してたジョージが少し真剣になって私を見つめる。
G｢デートに誘うって今更だよな〜、俺らの関係で。｣
さらっとそう言って少し悲しげに微笑むジョージ。
｢ジョージ…？｣
G｢俺さ〜自分の気持ちに嘘つけなかったんだわ〜w｣
｢え？｣
笑いながらそう言うジョージについていけなくて戸惑って返事をしてしまう。
そんな私にいつもの無邪気な笑顔でジョージが言った。
G｢お前が好きだからデートに誘った、それだけ！w｣
なんかきまらねぇな〜。なんて笑いながら言って小さな冷蔵庫からビールを出しグビグビと飲んでいくジョージ。
出会ってもうすぐ4年が経つ。
ジ ョ ー ジ は い つ か ら 私 が 好 き だ っ た の ？
ｰｰｰ
あの後話は逸れてそのあといつ寝たのかも覚えていない。
覚えてるのはジョージが私のことを好きって言ってくれて自分の頬が熱くなったことだけ。
次の日は1日その事を考えながら腹痛に魘されてあっとゆう間に時間は過ぎていった。
その次の日もその次の日だって
やることはたくさんあっても頭に浮かぶのはジョージのことだけ。
J｢おい、行くぞ｣
｢え？｣
J｢え？じゃねぇわwお前だけもっかい信号引っかかる気？w｣
前を見れば赤だった信号は青に変わり
ジョージとお兄ちゃんが先を歩く。
振り返って微笑むジョージに私はまたどきどきしてる。
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作者名：葉。 | 作成日時：2018年3月5日 21時
