じ ゅ う な な 。 ページ18
George side
G｢落ち着いた？｣
｢うん…、薬も効いてきたみたい…w｣
帰ってきて泣きそうになっていた表情も落ち着き
薬のおかげで腹痛もおさまった様子のA。
G｢今のうちに食えそうなら食っとけよ？あ、あと風呂。｣
女子の日になると食べる量が一気に減るこいつがいつも心配でならない。
｢先にお風呂入っちゃおうかな〜、ねえ絶対あっちの部屋行っちゃだめだよ？｣
G｢分かってるってばwさっさと入ってこい？w｣
ちらっと俺のほうを見ながらバスルームに向かうA。
着替えに行きたいが着替えた時点で部屋から出たのがバレるし怒られる…。
着替えは後回しにして今日撮った動画の編集作業を始めた。
ｰｰｰ
あなた side
お風呂から上がりドライヤーを持ってジョージに渡す。
G｢なんだよw｣
｢髪、乾かして？w｣
G｢うわw甘えてるわ〜w｣
なんて言いながらも私の後ろに回り髪を乾かしてくれるジョージ。
ぎこちなくて少し荒っぽく、でも優しく、髪をわしゃわしゃしながら乾かしてくれる。
G｢大体乾いたぞ〜｣
｢ありがと！｣
着替えたいからついてこい。と言われジョージの後ろをついていき隣の部屋へ移動する。
｢お兄ちゃんとジロー、いつ帰ってくるのかねー？｣
G｢ジローは分かんねぇけどみのは朝までコースかなって言ってたぞ？w｣
｢は？！何も聞いてない…。え、女？w｣
G｢いや、男の人だったよ、みのが敬語で話してたし先輩とかそんなんでしょw｣
｢そっか〜…。｣
少し落ち込む私に手を差し出してくれるジョージ。
G｢向こうの部屋、戻るぞ｣
自分に必要な充電器やら何やらを片手に持ち、もう一方の手で私の左手をぎゅっと握ってくるジョージ。
部屋に戻りベットに座ってもジョージは私を握る手の力を緩めない。
｢ジョージ？｣
G｢ん？｣
｢手、離さないの？w｣
G｢離したくないよ？離してほしい？w｣
冗談混じりに笑って問う私に
少し意地悪そうに微笑んでジョージが聞き返してくる。
｢どっちでもいいよ？w｣
G｢じゃあしばらく繋いどけ。w｣
なんで？とは聞けずジョージの手をぎゅっと握る。
気のせいだろうか、ジョージの顔少し赤らめいてる気がする。
この前といい、今日といい、最近ジョージはなんだかおかしい。
まるで私のことを『好きな人』みたく扱ってくる時がある。
そ ん な ジ ョ ー ジ と の 時 間 に
ど き ど き し て る 私 が い る 。
ｰｰｰ
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作者名：葉。 | 作成日時：2018年3月5日 21時
