第 5 話 。 ページ6
.
目が覚めるとカーテンの間から眩しいくらいの光が差し込む。
起き上がると既に起きていたとしみつさんが私の方に見るように振り向いた。
と｢おはよっ｣
｢おはよ。｣
ぱっととしみつさんを見るともう着替えは済んでて私を待っていてくれたように見えた。
きっと昨日会った人の家に行くんだ。
と｢あ、とりあえず女の子が着れそうな服選んだからこれ着て出かけるげ｣
｢うん、分かった｣
としみつさんが私に渡してくれたのは赤チェックのロングシャツ。
着てみると膝丈くらいまであってワンピースみたいに着れてしまった。
｢あ、あの…着れましたっ｣
と｢おお、丁度いいサイズ感w｣
行こうか。と声をかけて玄関へ向かうとしみつさんの後ろをついていく。
履物のサンダルまで貸してもらって私の前に揃えて置いてくれるとしみつさん。
と｢だいぶ大きいけど我慢してくれw｣
｢あ、大丈夫…！ありがとう…！｣
お礼を言ってとしみつさんを見ると口元を抑えてる彼がいた。
ｰｰ としみつside ｰｰ
起きた彼女に少し暑いかもしれないけど長袖のロングシャツを貸した。
昨日Tシャツの時に見えてしまった痣が隠れればいいと思って。
サンダルももちろん彼女にぴったりのサイズのものはなくて大きいけど俺のクロックスを貸した。
揃えて履きやすいように置くと昨日の夜出会ってから初めて見た彼女の微笑む笑顔。
｢あ、大丈夫…！ありがとう…！｣
普通に笑わなくても可愛いなって思ってたのに微笑むと更に女の子らしくて思ってた以上に破壊力があった。
思わず自分の口元を抑えてしまうくらいに。
ｰｰｰ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葉。 x他1人
作成日時：2018年7月10日 18時
