え ぴ そ ー ど 12 ページ13
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私の行動に驚いてか、固まったまま動かないりょう。
私だって心臓がうるさいくらいドキドキして緊張してるってゆうのに
目の前でそんなに驚いた顔されたら、私まで恥ずかしくなってしまう。
「りょ、りょう…?w」
り「ばか…。」
「え?んっ…。」
予想外のキス返し。
私がした軽く触れるだけのキスなんかじゃなくて
さっきよりも断然触れてる時間が長いキス。
「んーっ…!」
り「あ、苦しかった…?w」
「ば、ばか…、ここ、外だげ…。」
息が続かなくってりょうの胸を叩いて離れてもらった。
恥ずかしくって顔を見れない私と屈んでまで目を合わせてこようとするりょうはいつの間にかいつもの調子に戻ってた。
り「先にしてきたのはそっちのくせに、よく言うよw」
「あれは…!軽いやつでしょ!!」
り「へぇ〜、キスしたことないのに軽いと深いの違い、ちゃんと分かってるんだね?w」
ニヤッと笑うりょうにちょっとムッとして一人で車の方へ静かに向かった。
ごめんってば!と言いながら後ろをついてくる彼が小さな子供みたいでまた可愛いと思ってしまった。
うん、ここに来てよかった。
いつも通りのりょうに戻って安心した。
車に乗り込むとさっきとは違う助手席に座り、その後すぐにりょうが運転席へ乗り込んできた。
「さ、てつやん家行くよ…!」
り「はいはい。w あ、ねぇ、もう一回だけキスさせて…?w」
「ダメ〜!やだ!」
り「俺結構我慢してたんだよ?w ね?いいでしょ…?w」
悪戯っぽく笑って私に近づいてくる彼を止めれなくてされるがままにもう一度くっついた唇と唇。
りょうのゆう通り、彼には我慢をさせてたのかもしれない。
私が何も言わずとも今までりょうから私にキスをしたり、手を出してきたことは一度もなかった。
とりあえずドラマで見たことあるような感じで目を閉じてキスをしてみる。
全てが不慣れで、でもそんな私をりょうが優しくリードしてくれてる気がして少し嬉しかった。
「長い…。」
長い時間触れてるだけのキス。
喋れるくらいに余裕はあった。
り「これからは確認せずにキスさせてね?」
「し、仕方なくでいいならね…!」
り「ふふ、素直じゃないな〜w じゃあてつやん家に向けてしゅっぱーつ!」
自分が悩んでたことなんて忘れてるかのように笑顔を取り戻したりょうを見て私まで笑顔になれた。
好きな人が笑ってるって何でこんなに幸せなんだろう。
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葉。(プロフ) - あざなさん» あざなさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!ありがとうございます!次回作を書き終えるタイミングになってしまうかもですがいつか書きたいです…!気長に待っていてくださると嬉しいです…!頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月17日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
あざな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とても素敵な作品で、毎回更新を楽しみにしておりました(/ω\)出来れば更に続編が…(夢主ちゃん妊娠…)なんて。次回作も楽しみにしております、お身体に気を付けて、更新頑張って下さいm(_ _)m (2018年8月17日 13時) (レス) id: ec4104c927 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» ありがとうございます! (2018年7月26日 4時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 葉。さん» いえいえ!!応援してます!! (2018年7月26日 0時) (レス) id: f117f84805 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» なのさん、コメントありがとうございます!!とても嬉しいです(><)!これからもなるべく頑張って毎日更新頑張ります! (2018年7月26日 0時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。
作成日時:2018年6月30日 21時