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17話 ページ20

それからイライはよく家に訪れに来るようになり、自然と私達の仲も深まって言った

最初は苦戦しながらもフクロウの餌を集めていたがイライが率先して取りに行ってくれているので私は行かなくて済むようになった


フクロウの怪我はみるみる良くなっていき部屋の中を飛び回るようになった


そして冬が終わり春が訪れようとしている頃だった


私達の帰国の日が訪れた




イライ 「明日帰っちゃうの…?」


『元々そんな長期の予定ではなかったのよ』


イライ 「そんな…」


『そんな顔しないでちょうだい?私が帰ったあとフクロウのことは頼んだわよ』


イライ 「うん…」


『この子の怪我も治った事だし…最後に群れに置いてかれないよう自然に返してあげましょ?』


イライ 「うん」




以前フクロウを見つけた場所に行く




『ほら、帰りなさい』


フクロウ 「ほ〜……」


イライ 「わっ!戻ってきたらダメだよ」


『帰る気が全くないようね…どうしましょう…』


イライ 「……僕が面倒を見るよ」


『いいの?』


イライ 「うん。このまま無理に自然に返してもこの子は群れに馴染めず死んでしまうかもしれない…」


『そうね…ならイライに任せるわ』


イライ 「うん!」




フクロウはイライの肩にとまり私とイライで手を繋ぎながら仲良く家に帰った


そして出国の日




『またねイライ…必ずまた会いに来るわ』


イライ 「待ってるから…この子と一緒に」


『じゃあ…』




その時私は気づかなかった…

フクロウの目が光っていたことに…そして私達に不幸が近づいていることに……

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すいか(プロフ) - 文スト好き夜霧様さん» ご指摘ありがとうございます!修正しておきました! (2019年5月29日 15時) (レス) id: f87c064b17 (このIDを非表示/違反報告)
文スト好き夜霧様(プロフ) - イライ脳ってなってますよ (2019年5月29日 8時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
すいか(プロフ) - どんどん評価して貰えると嬉しいです (2019年5月14日 0時) (レス) id: f87c064b17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すいか | 作成日時:2019年5月12日 2時

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