02 俺らのお姫様 ページ4
A side
目を覚ますとあの丘ではなく、
紫と黒の見慣れた少し煙草の匂いがする部屋。
そして私の隣には私に腕枕をして
抱きついているサラサラの茶色の髪の毛の
この部屋の住人がいる。
｢しょ、ぴくん｣
まだ寝ぼけた声が出たが、ショッピくんは
私の声に飛び起きた。
ショ ｢A！よかった
どこに行ったか心配で心配で探したんよ、｣
あの丘かな、と思って行ったら居たから、
と、少し不満げに、でも泣きそうに話す彼に
罪悪感が生まれ、ごめんなさいと言って抱きついた。
ん"ん"っ"と声が聞こえたが、私の頭を撫でる
ショッピくんの手が気持ちよくて、
もっと、と擦り寄ると、
ほんまに俺やなかったら襲われとるで...
と言われたがなんの事だか分からないので無視した。
ショ ｢Aはほんまに可愛ええなあ
昔もな、こうやって寝たんやで
Aはあん時は可愛ええパジャマ着とってな｣
と、いつものように身に覚えがない話をされる。
私は記憶が1部ないらしい、
らしい、というのはショッピくんがする
"私と付き合ってた頃の話"が、
全く身に覚えがないからだ。
｢そうなの、？
じゃあ、また一緒に寝ようね｣
ニコッと笑うと少し頬を赤く染めて、
おん、なんて言う彼が少し、
いやだいぶかっこよく見えた。
ショ ｢、...、！！...A！！！｣
｢ん、？｣
気がついたら、また寝ていたようだ。
窓の外は朝の明るさはどこへやら真っ暗になっていた。
｢今、なんじ、？｣
ショ ｢5時58分や｣
｢そっ、かぁ...｣
5時58分か、夕飯は6時まで
やからそれはまでには行かないかんなあ...
5時58分...5時58分！？！？
｢や、やばくない、？？｣
ショ ｢まあ、大丈夫っすよ、
走っていけば間に合うから｣
｢わ、私そんなはやくないよ、？｣
だから、こうやるんよ、と言いながら
私の膝裏と首裏に手を回す彼は、
ひょい、と顔色ひとつ変えず横抱きした。
ショ ｢ほんま軽いな、ちゃんと食べとるんか？｣
ゾムさんに食べさせてもらう？
あ、いやそれは俺が嫌やからやめとこか
と、自己解決をしたショッピくんに、
ぎゅっと抱きついて早く行こうやと言うと
せやな、と笑う彼に顔が赤くなった
.
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A-tisハルナ - わああああああああっ、狂犬だぁぁぁぁ((((((大歓喜 喜びの大発狂 (2021年3月28日 15時) (
レス) id: 0f50a1ef1e (このIDを非表示/違反報告)
ひじょうしょく。(プロフ) - A-tisハルナさん» ありがとうございますっ！個人的にも5話が1番好きなのでそう言ってもらえて嬉しいです！！！これからもよろしくお願いします！ (2021年3月24日 19時) (レス) id: e1a325bdc0 (このIDを非表示/違反報告)
A-tisハルナ - 個人的に５話が好きです！本当に愛されている夢主ちゃん可愛い・・・ (2021年3月24日 12時) (レス) id: 0f50a1ef1e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ｨ(プロフ) - ひじょうしょく。さん» そうだったんですか、！了解です！！長々と長文すみません……こちらも楽しく読ませて貰っているので応援してます！ (2021年3月15日 6時) (レス) id: 41f911fbc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひじょうしょく。(プロフ) - わらび餅ｨさん» わわ、長文ありがとうございます！！アルビノについて何も知識がなかったです(泣)アルビノのような白い肌の女の子というような見方で読んでいただけたら幸いです、！！ (2021年3月14日 21時) (レス) id: e1a325bdc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじょうしょく。 | 作成日時：2021年3月10日 21時
