５-事務所- ページ6
「あ、君たちもスカウト生の子達かな？」
「あ、はい」
君たち″も″……。ということは、もう既に１人以上、少なくともここに来ていることになる。一織は人見知りをしないか、少し不安になった。また新しく知らない人が増えるのは面倒だ。
「俺は大神万理。この小鳥遊事務所の事務員をしています。よろしくね」
先程の大和のニヒルな笑みとは違い、万理の笑顔は優しい人物が浮かべるそれだった。
「和泉億斗です！」
「和泉一織です」
「で、その兄の和泉三月です。こっちは……」
「二階堂大和。えっと大神さん、君たちもってことは、他に何人か来てるんですか？」
眼鏡を人差し指で持ち上げながら問う大和に、万理は優しい笑みを浮かべたまま頷いた。
「うん、もう２人来てるよ。君たちを入れると全部で６人。あと２人はまだだね」
まだ増えるのか。一織は落胆した。人が多ければ多いほど、人見知りが激しくなるのだ。
「は、８人か……」
彼の双子の兄が。億斗は明るい性格だが、初対面の人間に対しては中々打ち解けることが難しい。少し面倒だが、三月と自分でなんとかしていかなければ、と内心意気込む。
「じゃ、早速集合場所のレッスン室まで行こうか。案内するよー」
そう言ってポニーテールをゆらゆらと揺らしながら踵を返した万理。歩き始めた彼の後ろをついて歩く。通路から階段を降りる。先程みんなで居た場所が１階だったので、レッスン室は地下なのだろう。
「さ、ここだよ。俺はまだ上で仕事があるから戻るね」
「あ、ありがとうございます」
「はい。じゃあ、どうぞごゆっくり」
そう言うと、またポニーテールを揺らしながら階段を上がっていく万理。
……ごゆっくりって言われてもなぁ……。
億斗は内心そう呟いたが、それは万理どころか他の３人にも届かない。
「……な、なんか、こわいな……」
「こわいって、幽霊が出るわけじゃないだろ？」
「いやそうなんだけどさ」
三月と大和が会話しているが、それも億斗の耳には届かない。彼が４人の中で一番緊張しているのだ。
「開けるぞ！」
ガチャリ。
三月が扉を開けると、そこには髪の白い青年と赤髪の快活そうな青年がいた。
わ、どっちもカッコイイ……。
億斗は２人を目にした瞬間、そう思った。
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久薙聖楠(プロフ) - 真紅さん» きゃー！！！そっちです！！！！ずっと直そう直そうと思って忘れてましたありがとうございますすみません〜〜〜〜！！！！！恥ずかしいし申し訳ない(´；-；`) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - すいません！スペックのfpはピアノフォルテではなく、フォルテピアノと読むのではないですか？（あえてピアノフォルテと表記してるならすいません！） (2018年4月16日 14時) (レス) id: bfa0214c95 (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます！！！頑張って書き続けていきます！！！(・д・ = ・д・) (2018年4月15日 15時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
アユラ - メチャ面白くないすかこの小説...(°_°)ハマりましたよwこれからも更新頑張ってくだせぇなd(￣ ￣)応援してますよ( *｀ω´)ファイトだぜぇ！！w (2018年4月14日 23時) (レス) id: 22855408aa (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - 夢巫女さん» ありがとうございます！！！伏線張っていきたいと思いますが、張りすぎて先が読めたり「思ったより内容ショボいじゃねーか」とはならないように気をつけたいと思います（笑）今絶賛執筆途中ですのでもう少しだけお時間ください！！_( _´ω`)_ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
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