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Next Stage…… ページ50

ライブを終え、事務所へと戻ってきた紡。1から勉強し直しだ、とデスクの前で失敗を反省していると、玄関のほうから何やら足音と何かを引きずる音、そして2人ぶんの話し声が聴こえる。

 「何でぼくまで行くんだよ、お前だけでいいだろ」
 「よくありません、早く来てください」

 どうやら、億斗と一織らしい。億斗の声色はうんざりした様子だ。

 「いーやーだって、もう眠いもん……」
 「すぐ済みますから!」
 「眠い!!」
 「叫ぶ元気があるなら立ってください!!」

 2人の言いあいが聞こえなくなると、次に扉をノックする音が部屋に響いた。

 「は、はいっ」
 「失礼します」
 「どうもー」

 入ってきたのは、やはり一織と、渋い顔をした億斗だった。

 「お、おつかれさまです」
 「おつかえはあぁ……」

 あくびを噛み殺せず、「おつかれさま」が言えていない億斗。一織はそんなことに気づかないのか、もしくは気づいた上で気にしていないのか、淡々と話を続けていく。

 「マネージャー、先程のコンサートの件でお話が」

 コンサート、と聞いた途端、紡の背筋がピンと伸びる。

 「今夜のステージの演出、全て貴女がやったそうですね」
 「……! ……はい、すみません……皆さんにご迷惑を──」
 「そうではなく」
 「え?」

 てっきり、ド素人全開のあの演出では責められると思っていた紡は、謝罪の言葉を口にしようとして止められたことに驚いた。顔をあげると、2人は笑みを浮かべていた。

 「素晴らしかったです」
 「えっ」
 「意外な才能があるものですね」
 「……」
 「今回は会場のキャパが大きすぎました。名前が浸透するにも時期尚早……ですが、悪い手応えではありません」

 あれ、私、褒められてる……?
 紡は軽く混乱していた。立ったままうとうとと船を漕いでいる億斗を見ても何も思わないくらいには、混乱していた。

 「これはアイドルグループとしてはタブーかもしれませんが……」

 そう言った一織が肘で億斗を小突き、そのまま手を胸に宛がう。小突かれた衝撃で微睡みから抜け出した億斗がハッと目を開いた。

 「IDOLiSH∞のマネージメント、パーフェクト高校生と言われる私達の力を使ってみませんか?」

 一織はにこりと目を細めて笑い、億斗は口に手をあてて再度あくびをした。


To be continued.

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久薙聖楠(プロフ) - 真紅さん» きゃー!!!そっちです!!!!ずっと直そう直そうと思って忘れてましたありがとうございますすみません〜〜〜〜!!!!!恥ずかしいし申し訳ない(´;-;`) (2018年4月16日 17時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - すいません!スペックのfpはピアノフォルテではなく、フォルテピアノと読むのではないですか?(あえてピアノフォルテと表記してるならすいません!) (2018年4月16日 14時) (レス) id: bfa0214c95 (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます!!!頑張って書き続けていきます!!!(・д・ = ・д・) (2018年4月15日 15時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
アユラ - メチャ面白くないすかこの小説...(°_°)ハマりましたよwこれからも更新頑張ってくだせぇなd( ̄  ̄)応援してますよ( *`ω´)ファイトだぜぇ!!w (2018年4月14日 23時) (レス) id: 22855408aa (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - 夢巫女さん» ありがとうございます!!!伏線張っていきたいと思いますが、張りすぎて先が読めたり「思ったより内容ショボいじゃねーか」とはならないように気をつけたいと思います(笑)今絶賛執筆途中ですのでもう少しだけお時間ください!!_( _´ω`)_ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せーなん. | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年11月25日 14時

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