４-二階堂大和- ページ5
「君ら、どうしたんだ？ さっきからずっと言い合いしてたみたいだけど」
車の運転席から顔を出したのは、緑の髪の青年だった。歳は２０代前半といったところだろうか。ニヒルな笑みを浮かべて窓枠に腕をかけている。
「あ……ちょっと、道に迷っちゃって」
「どこ行きたいの？ 良かったら送ってくよ」
「え、ホントですか!?」
青年の言葉に最初に反応したのは三月だった。青年に走り寄っていき、スマホのマップを見せる。
「ここに行きたいんだけど……」
「お、なんだ行き先一緒じゃん」
「えっ」
何でもないような顔をして言ってのけた青年。食えない笑顔を億斗達に向けて口を開いた。
「俺は二階堂大和。その小鳥遊事務所まで行くんだよ」
「すげえ、一緒だ」
目的地が同じということで一気に親近感が増したらしい三月が青年───大和に詰め寄る。大和はそんな三月に薄い笑みを返しながら、尚も突っ立っている億斗と一織にも声を掛けた。
「ホラ、君らもこっち来て乗りな」
「あ、ありがとうございますっ」
「どうも」
それぞれ礼を返しながら車に乗り込む。
車を発車させながら、大和は３人に問いかけた。
「君らは兄弟？」
「うん、億斗と一織……白いのと黒いのが双子で、オレが兄貴」
「あら、そっちかぁ。ごめん、見た目的に双子の下に弟さんだと思ってたわ」
「ぐ……っ」
「初対面の人みんなそれ言うから気にしないで」
ケラケラと軽やかに笑う億斗だったが、助手席に座っている三月が睨む。
「笑い事じゃねえっつの」
「ごめんごめん」
「二階堂さんは、ご兄弟はいらっしゃらないんですか？」
「俺？ 俺は居ないってことにしとこうかなぁ」
「なんだそれ」
大和の返答に吹き出したのは三月だった。それから暫く雑談が続き、２０分ほど経ったところで小鳥遊事務所へと到着した。
「着いたよ。じゃあ行くか」
「は、はいっ！」
「ありがとうございました」
「助かったよ大和さん、ありがと」
３人のお礼の言葉に「どーも」と短く返した大和。事務所の扉を開けると、そこには藍色の長い髪を結った男性が居た。
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久薙聖楠(プロフ) - 真紅さん» きゃー！！！そっちです！！！！ずっと直そう直そうと思って忘れてましたありがとうございますすみません〜〜〜〜！！！！！恥ずかしいし申し訳ない(´；-；`) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - すいません！スペックのfpはピアノフォルテではなく、フォルテピアノと読むのではないですか？（あえてピアノフォルテと表記してるならすいません！） (2018年4月16日 14時) (レス) id: bfa0214c95 (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます！！！頑張って書き続けていきます！！！(・д・ = ・д・) (2018年4月15日 15時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
アユラ - メチャ面白くないすかこの小説...(°_°)ハマりましたよwこれからも更新頑張ってくだせぇなd(￣ ￣)応援してますよ( *｀ω´)ファイトだぜぇ！！w (2018年4月14日 23時) (レス) id: 22855408aa (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - 夢巫女さん» ありがとうございます！！！伏線張っていきたいと思いますが、張りすぎて先が読めたり「思ったより内容ショボいじゃねーか」とはならないように気をつけたいと思います（笑）今絶賛執筆途中ですのでもう少しだけお時間ください！！_( _´ω`)_ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
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