２６-紡の戦い- ページ27
「──で、決まったって？」
「はい、決まりました」
再び社長室へと足を運んだ紡。デスクに座るのは音晴で、その後方に万理が立っている。万理が微笑んで言った。
「流石、社長のお嬢さんです。決断が早いですね」
「じゃあ、合格者の応募シートを見せてもらおうか」
「こちらです」
「えー誰々？」
音晴の表情が次第に険しくなり、同時に紡の鼓動も速まる。
「……どういうことだい？」
音晴の声に、紡の心臓がドクンと跳ねる。
紡が手渡したバインダーには、実はあの８人全員の応募シートをはさんでいたのだ。
「あの８人は全員、魅力があります。誰とも違う、個性的な魅力が」
「それはわかってるよ。だからこそあの中から厳選して──」
「四葉環さんは……！」
音晴の言葉を遮って声を大きくする。
前で組んだ手に力が入る。
「歌もダンスもプロ級です。堂々としていて、惹き付けられます」
環の長所はその堂々たるパフォーマンスだ。切れのある動きにブレない歌声、そして失敗を恐れない姿勢。
「逢坂壮五さん。安定感があります。即戦力として、欠かせない人材です」
壮五は安定したパフォーマンス。オーディション前のやり取りからは自然と仲間のために動けることもわかる。
「和泉一織さん。歌もダンスも上手い。何より、まだ高校生です。これからの伸び代に期待ができます」
一織はその可能性。そつなくこなすが決して特徴がないわけではない。高校生とは思えない、とてもクレバーな動きをするのだ。
「二階堂大和さん。感情表現が抜群で、惹きこまれます。目が離せなくなるんです」
大和はその表現力。彼の表情を見ていると、彼の頭の中にどんな情景が浮かんでいるのかがこちらにも伝わってくるようだった。
「和泉三月さん。歌もダンスも特別上手いわけではないんですけど、一所懸命なところに勢いがあって、勇気づけられます」
三月はその真っ直ぐさ。決して何かに優れているわけではないが、彼を見ていると自然と元気になれる。
「六弥ナギさん。優しく優雅で気品のある、正しく、女の子の理想のタイプです」
ナギはそのビジュアルや雰囲気に違わない気品。誰より先に紡の隣で大和に頭を下げてくれたのも彼だ。
「七瀬陸さん。歌唱力が群を抜いています。どうしてデビューしていないのか、不思議なくらい」
陸は歌唱力。伸び伸びとした歌声に、紡は胸が高鳴るのを感じた。
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久薙聖楠(プロフ) - 真紅さん» きゃー！！！そっちです！！！！ずっと直そう直そうと思って忘れてましたありがとうございますすみません〜〜〜〜！！！！！恥ずかしいし申し訳ない(´；-；`) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - すいません！スペックのfpはピアノフォルテではなく、フォルテピアノと読むのではないですか？（あえてピアノフォルテと表記してるならすいません！） (2018年4月16日 14時) (レス) id: bfa0214c95 (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます！！！頑張って書き続けていきます！！！(・д・ = ・д・) (2018年4月15日 15時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
アユラ - メチャ面白くないすかこの小説...(°_°)ハマりましたよwこれからも更新頑張ってくだせぇなd(￣ ￣)応援してますよ( *｀ω´)ファイトだぜぇ！！w (2018年4月14日 23時) (レス) id: 22855408aa (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - 夢巫女さん» ありがとうございます！！！伏線張っていきたいと思いますが、張りすぎて先が読めたり「思ったより内容ショボいじゃねーか」とはならないように気をつけたいと思います（笑）今絶賛執筆途中ですのでもう少しだけお時間ください！！_( _´ω`)_ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
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