１４-お知り合い- ページ15
「一緒に頑張りましょう、マネージャー！」
「はい！」
「マネージャー、さっきは応援してくれてありがとう！」
「はいっ！」
「なあマネージャー、お腹すいた」
「えっ」
「はい！ って、あれ？」
ナギ、陸、環と続いた言葉に笑顔で返していた紡だったが、環でそれが止まる。
「こらこら、マネージャーはお母さんじゃないんだから」
「さっき弁当食っただろ」
「海苔弁、小さかった……」
少し残念そうにそう言う環の隣で、三月が小さな体を躍らせるように挙手する。
「次はからあげ弁当がいい！」
「ワタシはハンバーグ弁当がいいです！」
「プロデビューしたらねー」
便乗するようにナギも主張したが、万理は簡単そうに受け流した。
「それまでずっと海苔弁ですか！？」
「まじかよ……」
「えぇ、おいしいじゃん海苔弁。ってか、２人ともさっきから文句ばっか！」
億斗が大和と一織に抗議すると、大和がにこりと笑顔を見せた。先程の自然な笑顔ではなく、見るからに胡散臭い笑顔だ。その笑顔のまま、億斗の頭を雑に撫でる。というかほとんどかき混ぜているに近い。
「ヤスは安上がりでいいなー、いい子いい子」
「安上がりじゃないし！ つーか頭やめろ！ 子供扱いすんな！」
大和の手から逃れ、ボサボサの髪を押さえる億斗。文句を言いたげに大和を睨み付けるが、当の大和は楽しそうにニヤついている。
そんな２人を見て笑っていた一同だったが、不意に紡が口を開いた。
「皆さん、前からお知り合いだったんですか？」
「いえ、ほとんど初対面です」
「オレ達が兄弟ってぐらいかな」
陸が答え、続いて喋った三月が８人の両端に立つ弟２人を見回す。一織が顔を変えないまま目を伏せ、億斗が手を組んだまま頷いた。
「一織とはドッペルゲンガーだーとか言われるくらいだしなぁ」
「あ、あれは謝っただろ！」
「ドッペルゲンガーにしか見えねーもん」
「環、何開き直ってんの」
困り笑顔でくすくすと笑う億斗を、陸がまるで釘付けになったように見つめる。
「……り、陸さん？」
「あぁ、ごめん！ なんでもない！」
急いで視線を逸らした陸に環が「へんなのー」と溢し、一同はまた笑いに包まれたのだった。
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久薙聖楠(プロフ) - 真紅さん» きゃー！！！そっちです！！！！ずっと直そう直そうと思って忘れてましたありがとうございますすみません〜〜〜〜！！！！！恥ずかしいし申し訳ない(´；-；`) (2018年4月16日 17時) (
レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - すいません！スペックのfpはピアノフォルテではなく、フォルテピアノと読むのではないですか？（あえてピアノフォルテと表記してるならすいません！） (2018年4月16日 14時) (レス) id: bfa0214c95 (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます！！！頑張って書き続けていきます！！！(・д・ = ・д・) (2018年4月15日 15時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
アユラ - メチャ面白くないすかこの小説...(°_°)ハマりましたよwこれからも更新頑張ってくだせぇなd(￣ ￣)応援してますよ( *｀ω´)ファイトだぜぇ！！w (2018年4月14日 23時) (レス) id: 22855408aa (このIDを非表示/違反報告)
久薙聖楠(プロフ) - 夢巫女さん» ありがとうございます！！！伏線張っていきたいと思いますが、張りすぎて先が読めたり「思ったより内容ショボいじゃねーか」とはならないように気をつけたいと思います（笑）今絶賛執筆途中ですのでもう少しだけお時間ください！！_( _´ω`)_ (2018年4月13日 22時) (レス) id: ae62bd0b5f (このIDを非表示/違反報告)
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