迷惑ですか？

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＿＿そして、



今日は合同練習の日。






朝早くから、ちょっと遠い城崎高校集合だ。


しかも楽器は昨日持って帰らされて重いのを家から持ってきた。

…もう疲れた。






家が近い人がいないので1人で行ったら、
誰もいなった。





『…早かったかー、』






……セミの声がうるさい。

それにしてもここ、緑が多いな。







楽器も足も重たくて、花壇の所に座っていると、









「＿＿あ、君もしかして紫中の？」





そう急に話しかけられて

今まで下げてた頭を上げて前を向くと、





なんか、お高そうなお靴が。






先生かなぁ、と思って上を見ると、









『…っ！？』









暑くてボーっとしてた頭もすぐに覚めた。







その代わりに心臓がうるさく跳ねる。



そして、汗も吹き出てくる。









そう、そこに居たのはやっぱりそこの高校の先生で。




…そして、きっとこれが一目惚れというんだと思う。









だって、よく考えれば、イケメンでもないし。
(ブスでもないけど)

どこにでも居そうな先生なのに…








『えっと、あのっ…そ、そうですっ！』




どうしてこんなにも緊張するのか。




胸が苦しいのか…









今思うと、



こちらを少し心配そうに見る先生の顔が眩しくて、



かっこよくて、






彼氏がいるのに…



目も合わせられないほど、









＿＿＿好きになっていたんだと思う。

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