クラスの地味女が人気歌い手だった件その１

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「え…。あ、ありがとうございます？」

褒められることなのかな。

低コストで作るのは案外簡単だったし。

「美味しっ！普通の唐揚げだよ！これ！」

お世辞も程々にして下さい。

別にどうってこともないし。

「料理の腕また上がったね！
普通に昔から美味しかったけど。」

おい。ナチュナルサイコパス。

企画抜けるぞ。

「天月？しれっと過去話するな。」

「天月君だけ異様に態度違うwww。」

言わないでくれてありがとう。

幼馴染関係ってこんなんじゃないの？

「理不尽過ぎwwwこれはwww。」

「楽しみにしてるねー。皆の。」

「こんなクオリティ高いと不安になってきた…。」

そ、そうかなぁ？

皆のも絶対クオリティ高いよ！

「俺らはねー高野豆腐の青のり炒め？みたいなんを作った！」

お洒落…。

「んー。美味し〜。」

と私は言っていたがまふ月は…。

「これ。調べたでしょ。
うらさかがこんなクオリティ高いの初めてだもん。」

「げっ…。バレた。」

そうなんだー。素の味も知ったみたい。

最後はまふ月チーム。

「僕らはデザートだね。
フィレニを作った。」

んー。美味しそー。

てか私の好物知っててやったな。

あまちゅ。

「流石にそれはずるい。
天月とまりもは昔から仲いいんだから。」

う、浦田さん！？

しれっと…。

「ん。普通に美味し。
味変わってないし。」

あー！もうここまできたら言いますよ。

腐れ縁ってことその内ツイキャスでね！

「優勝は皆っていうことで。」

動画撮影が終わった。

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