【文スト】あ、うん、辞めるわこの仕事

プロローグ ページ1

小高い丘の上。この港湾都市を眺めるに丁度良い場所。其処には一人の少年が佇み魔都と呼ばれるヨコハマを眺めていた。そして疲れた様に溜め息混じりに少年が呟く。

「さて、俺も仕事しなきゃな」

そう言って少年は踵を返してこの日常的ににおかしな事ばかりが起こる街に背を向け歩き出す。そして晴天の青空に不釣り合いな程黒い背広を着て歌う様に言う。

「さぁ、殺しの時間だ」

少年の名は戸上A。
ポートマフィアに所属し何処の派閥にも属さない暗殺者。
そして生粋の面倒臭がりな下級構成員だ。

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