僕の体【Fischer's】

モトキの様子 ページ2

シルクside

アスレチックから一週間後

モトキの様子が変だ

アスレチックの時はただ調子が悪いだけだって思ったけど

何故か日常でも転んだり、手首を気にする仕草が多かった

それよりも確実にモトキの体に何かが起こっているのが分かるのが

モ「ふー…はぁ…」

歩く時にとても歩きずらそうにするのだ

壁を使って歩く事が多くなった

俺はマサイに相談した

「なぁマサイ…」

マ「どうした？」

「モトキさ…最近おかしいと思わないか？」

マ「…!!! やっぱりシルクも思うよな…

壁を使って歩くようになったよな」

「だよな!!!やっぱり!!!あいつ絶対おかしいって…早く病院に連れていかなきゃ…」

マ「でも先にモトキに体に異変がないか聞かない？」

「そうだな」

隣の部屋にいるモトキに

「モトキーちょっと来て！」

と呼びかけた

でも返事がない

「モトキ…？」

扉を開けた

そこには

モ「あっ……シルクどうしたの？」

何かを確認するように足を触っていた

「ちょっと話があって…歩けるか？」

モ「うん！歩けるよ！

よいしょっ…ｸﾞﾗｯ

わっ!!!」

モトキがよろけて転びそうだったから

「あぶねっ!!!

大丈夫？」

支えた

モ「滑った〜ごめん！

で、話って何？」

マ「モトキ、やっぱり何か隠してるんじゃないか？」

モ「!!!」

モトキがびっくりしてた

図星のようだ

モ「な、ないよ〜そんな事」

「嘘つけ。だったらなんで壁を使って歩いてんの？前は普通に歩けてたよね？」

モ「!!!あ、れは…さ、最近足が筋肉痛でさ〜…」

マ「アスレチックに行ったのも前の方なのに？」

「もう正直に話せ。俺達はモトキの味方だから。助けたいんだよ」

モ「…ごめん。実は

アスレチックに行った日から足が上手く動かないのと、手首の痺れが凄かったんだ。アスレチックで失敗ばかりだったもの足が上手く動かなかったから…最近じゃ壁を使わないと上手く歩けないんだ」

「…なんでそれを早く言わなかった？」

モ「迷惑かけたくな…」

マ「迷惑かけていいんだよ!!!」

2人「!!!」

マサイが大声を出した

マ「メンバーだろ!?8年間やってきたんだ!!!

頼るくらいなんて事ねぇじゃねぇか!!!」

「お、落ち着け!!!」

モ「…そうだよね。ごめんね。マサイ

明日、病院に行くよ」

「…着いてこうか？」

マ「ご、ごめん…」

モ「ううん。平気

結果はちゃんと教えるから！」

「分かった」

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