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第7話 身支度2 ページ7

 荷物の準備を整えて、あとは着替えを済ませちゃおう。今日は寒いし、もうすぐで夜だから気温もどんどん下がっていく。黒いセーターに裏地毛のカーキ色のズボンでいいか、あんまりオシャレとか拘ってこなかったから地味なのしかないや。

 部屋を出て階段を下ってダイニングの椅子に座って数分、ルー君が支度を終えてやってきた。タートルネックの白いセーター、黒い細身のズボン。足元寒くないのかな、なんてどうでもいい事を気にかける。

「エラちゃん支度早いね」
「大したもの入れてないからね。スマホとポケット充電器と日記帳しか入れてなくて。あ、水筒渡すね」
「ありがと。……ていうかエラちゃん荷物少なめだね」
「そういうルー君は何を持ってきたの?」

 ルー君は小さなリュックサックを開けて中身をヒョイヒョイ出していった。スマホ、ポケット充電器、懐中電灯、絆創膏……うわっ、何この大量のチョコレートバー!? 荷物の九割これじゃん!

「こ、これ多すぎない?」
「万が一遭難したときの為に持ってきているんだよ」
「で、本当は?」
「僕が食べたくて持ってきている」
「素直でよろしい」

 ルー君、昔から甘いもの……とりわけチョコレートバーの虜で昼夜問わず食べている。もう5年したら大人なんだから成人病になっちゃうぞ、って言い聞かせても「そん時になったら対策するよ」って言われちゃった。
 なんとかなるって精神、早めに変えていただきたい。

 それから数分後、フリッツさんが降りてきた。黒いトレーナー、黒いズボン。上から鮮やかな赤色のパーカーを羽織っている。充分暖かそうだなあ、パーカーは派手だけど。

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ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» なるほど、ありがとうございます! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 8219e67f68 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - ルツ・ヒューイットさん» 確か、エラという名前には美しいという意味があったはずです。平凡な見た目でも芯の真っ直ぐな美しい子、というイメージで名付けました。 (2021年4月3日 18時) (レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - 主人公のエラちゃんのお名前って可愛いですよね。この名前にしようと思ったきっかけは何ですか? (2021年4月3日 18時) (レス) id: 8219e67f68 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - ルツ・ヒューイットさん» そこら辺もまだ語れません……今後に乞うご期待です! (2020年11月4日 10時) (レス) id: 9dfed805b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - そういえば思った事ですが、幽霊や心霊現象も含まれますか? (2020年11月4日 7時) (レス) id: ac128bc03f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新藤緋色 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homepageofSHS/  
作成日時:2020年3月29日 23時

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