【銀魂】黒髪警察の寵愛

114［主婦のペースに巻き込まれるな］土方side>>1 ページ24

土方side >＞1









母｢あら〜土方さん来てくださったんですか！｣

土方｢えぇ。｣







俺は今、花を片手にAの家に来ていた。

インターホンを押すとニコニコしながらAの母親が出てきた

Aを抱きかかえて交番まで帰ってきた時以来から、Aの母親に凄く笑顔で接せられるようになった









土方｢熱出したって聞いたんで...見舞いに花を...｣

母｢Aも喜ぶわ！｣









俺はAの母親に花を押し付けるように渡した。

自分でも柄にでもねーことしてるってわかってるから、余計に早く帰りてぇ。

だが、Aの母親は...







母｢土方さんお茶でもどうかしら｣








名前を覚えられ､こうなる始末。

有り難迷惑...勘弁してくれ。

Aの母は悪い人ではないのだが、俺は少し苦手だ。







母｢ささ〜どーぞ上がってくださいな｣

土方｢すみません...おじゃまします｣







結局上がることになってしまった。断る事も出来ない俺はAの母のペースにのみこまれる








母｢にしても土方さんといい沖田さんといい綺麗な顔立ちね｣

土方｢そうですかね、初めて言われました。｣

母｢あ、そうだわ、お花花瓶に入れ替えておくから...

Aの部屋に行ってご飯届けてくれないかしら？｣









｢立ち話もなんだから｣と言われ座った席を早々立ち上がる

いやいや、風邪を引いている人間の部屋に行けと？

この母親はAと同様何処か抜けているところがあるようだ。









母｢マスクあるから良かったらこれ使って｣







俺の心を見透かしたようにAの母親は包装されたマスクを

おぼんに乗ったお粥と一緒に手渡してきた。


受け取らないわけにはいかない。

俺は渋々、おぼんとマスクを受け取りリビングから出ると二階へ上がった。

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